ワールドツアーライセンスの値段とManuela Fundación(マヌエラ・フンダシオン)のミッチェルトン・スコット買収問題
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新コロ助19のせいで運営資金に不足が出始めていたワールドツアーチームのミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)が、つい先日、突然にスペインの非営利団体マヌエラ・フンダシオン(Manuela Fundación)をメインスポンサーに迎え、チーム名もジャージも変更するとの発表を行ったのは記憶に新しいところ。
しかしその直後、ミッチェルトン・スコットのオーナーであるGerry Ryanが、「は?チームの所有権も、ワールドツアーライセンスも売った覚えはないぞ!」と反論。(過去記事:【大混乱】Mitchelton-Scottのスポンサー変更は無理!?現オーナーが今もチーム所有権を保持と主張)
ワシら「は?なんやそれ、一体どうなってるんや?」
と混乱。そしてその後すぐに結局はマヌエラ・フンダシオンと同チームとの契約は白紙に戻され、新チームどうこうはなかったことになった。(過去記事:【速報】Mitchelton-ScottがManuela Fundaciónとの契約を解消。現体制が継続へ。)
そのよくわからない契約について、スペインのスポーツ新聞AS紙が、マヌエラ・フンダシオン側がミッチェルトン・スコットのワールドツアーライセンスを買うために、1000万ユーロ(約12億円)を提示したとのネタを書いている。
AS紙:Manuela Fundación insiste: da 10 millones por la licencia World Tour del Mitchelton
どうやら今回の問題のポイントは、次のようなことらしい。
まずミッチェルトン・スコットのGM(ジェネラレルマネージャー)のShayne Bannanが、同チームの運営やチーム資産運用のためにNew Global Cycling Serviceという会社を作っていた。
そしてマヌエラ・フンダシオンは、このNew Global Cycling Serviceを買収する契約を交わした。もちろんNew Global Cycling Serviceがワールドツアーライセンスの権利を所有していると思っていた。
しかし、実際にはその権利は同チームのオーナーであるGerry Ryanが所有していたので、New Global Cycling Serviceが勝手に処分できるはずもなく・・・・・・
このような真相らしい。
なお、マヌエラ・フンダシオンはNew Global Cycling Serviceを買収するために2000万ユーロ(約24億円)との合意をしていたもよう。
中華資本が入ってそうなのは読み過ぎか…?
中国にベッタリのオーストラリアやからねぇ・・十分その可能性(危険性?)はあるブヒ