タイヤブランドVittoriaがついにイタリアに帰ってくる。オランダ資本からイタリア資本へ。
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ロードバイク用タイヤの上級モデルとして人気かつ定番のコルサ(Corsa)シリーズ(Amazon)でおなじみのVittoria社が、新しい買収によって、ついにイタリア資本へと戻ることになった。
情報源:Tyre firm Vittoria returns to Italian ownership with bg plans for the future (+ video)
Vittoria社CEOの引退と新CEOと、イタリア資本への復帰
もともとVittoria社はイタリア創業だが、1990年にオランダの会社の買われてオランダ資本となっていた。それを主導したのが現在(旧?)のCEOのRudie Campagne。しかし、Rudieじーさんはもう76歳のため引退することになり、CEOを退く。ただし、社外取締役としては残るもよう。
それに伴い、オランダとの資本関係を解消し、イタリア資本へ戻ることになった。
30年間、じつは実質的にはオランダのブランドだったわけやね。世間のイメージはイタリアンブランドだったわけやけど。
Rudieじーさんの引退にともない、新CEOとなったのがStijn Vriends。実はイタリアはミラノに本拠地がある投資会社Wise Equityの人間でもある。
このCEO交代劇は資本関係の変化によるもの。金を出す側の組織が自分たちに都合の良い人間を送り込むのが商売の世界というものである。
なおVittoriaグループは、タイヤブランドVittoriaだけでなく他の会社のブランドをも所有している。MTBで有名なFox(イタリア版)、3T(米国版)そしてセラ・イタリア(米国版)がそれである。
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Vittoria社の旧CEOと新CEOとのインタビュー動画