DT SWISSが新エアロホイールARC1100 DB/1400 DBを発表
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ホイールの有名ブランドDT SWISSがエアロホイールシリーズのARCをアップデート。2つの新しいカーボンエアロホイールが登場した。それがARC 1100 Dicut DBと1400 Dicut DBである。
DBという名称ついている通りどちらもディスクブレーキ専用モデルとなる。またともにチューブレスレディ対応のクリンチャー仕様で、25mm以上のタイヤに対応、より軽く、よりエアロに、そしてより安定感を増す設計になっている。以下、その特徴を簡単に紹介する。
【DT SWISS海外公式】
・ARC 1100 DICUT® DB
・ARC 1400 DICUT® DB
新しいリム形状
今回の新型ARCともいうべきディスクブレーキ専用のホイール1100DB/1400DBは、ともに既存のリムブレーキ仕様のARCシリーズとはリム形状が異なっている。新型のリムデザインである。
リムブレーキ版の既存ARCは「V」の字に近い形状だったが、今回の新型ARCでは「VとUの中間」ぐらいの形状となっている。→ホイール技術の詳細ページ
この新デザインとなったリム形状により、エアロ効果をリム版ARCよりも高めている。
DT SWISSの資料によると、ARC 1100 DICUT® DB 50mmをライバルとなあるであろうホイールのZipp 303またはEnve 5.6と比べた場合でも、時速45kmでコンチネンタルGP5000TL(25C)という条件では、ヨー角度±15度の範囲内でそれらのホイールよりもエアロ性能が高いと示している。(参照:DT Swiss launches new crosswind-friendly ARC 1100 and 1400 wheels)
新型エアロスポーク
今回の新ホイールのうち、ARC 1100 DICUT® DBだけには特別な2つの新型スポークが搭載されている。
1つはAerolite IIと呼ばれるスポークで、従来の「l」よりも35%幅広に、そして23%薄くなっている。これはよりエアロ効果が高くなっていることを示す。
このスポークはARC 1100 DICUT® DBの前輪と、そして後輪の非ドライブ側だけに使われている。
2つめはAero Comp IIというスポークである。こちらも従来の「l」よりも幅広にそして薄くつくらているが、特に横方向の剛性が高められている。それゆえにARC 1100 DICUT® DBの後輪のドライブ側にこれが使われる。
スペックと価格
ARC1100 DICUT
リム内幅 | 20mm |
リム高 | 50mm/62mm/80mm |
リム直径 | 700C/650B |
規格 | クリンチャー(チューブレスレディ仕様) |
ブレーキ | ディスブレーキのみ |
ハブ | 180 Dicut |
ハブ内部システム | 36T Ratchet EXP |
ベアリング | CINC セラミック |
ローターマウント | センターロック |
スポーク | 前輪全体と後輪の非ドライブ側:DT Aerolite IIand rear non-drive side 後輪のドライブ側:DT Aero Comp II rear drive side |
ニップル | Internal DT Pro Lock アルミ |
重量 | 1472 g (50 mm) 1676 g (62 mm) 1762 g (80 mm) |
価格 | $3025(約32万3000円) |
ARC1400 DICUT
リム内幅 | 20mm |
リム高 | 50mm/62mm/80mm |
リム直径 | 700C/650B |
規格 | クリンチャー(チューブレスレディ仕様) |
ハブ | 240 Dicut |
ハブ内部システム | 36T Ratchet EXP |
ベアリング | ステンレススティール |
ローターマウント | センターロック |
スポーク | DT Aero Comp, T-head |
ニップル | Internal DT Pro Lock アルミ |
重量 | 1552 g (50 mm) 1753g (62 mm) 1837g (80 mm) |
価格 | $2479(約26万5000円) |