ツールでデュラエースにXTRのディスクブレーキローターが使われている?
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今回は、ツール・ド・フランスで使われているシマノのデュラエースのディスクブレーキについてのネタである。実は、今のツールでもシマノのマウンテンバイク用コンポの最高峰であるXTRが部分的に使われている。
マウンテンバイク用コンポ、シマノXTRのディスクローターを使うプロチーム
まず次のTwitterを見てもらいたい。
#TDF2020
— Mitchelton-SCOTT (@MitcheltonSCOTT) September 11, 2020
Martinez took the win from the breakaway 🏁
A GC battle behind saw Roglic (TJV) attack, @AdamYates7 came home in a select group just behind. pic.twitter.com/Q49ZsN5GbN
これはミッチェルトン・スコットのエース、アダム・イエーツのバイクである。見て欲しいのは、前輪のディスクブレーキのローターである。
そのローターの中心部が十文字の手裏剣?みたいなデザインになっているのがわかるだろうか。
次に、同じくシマノのデュラエースを使うプロチームとしてクイックステップを見てもらいたい。
Follow us and retweet this picture for a chance to get a Pro Cycling Manager 2020 game key! pic.twitter.com/7uO48WJ6I3
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) September 3, 2020
こちらはサム・ベネットのバイク。これもフロントのディスクブレーキローターの中心部を見てもらいたい。
拡大してみる。
どうだろう。ローター中心部が「十文字」形をしているのがわかるだろうか。
ここで現行のデュラエースのローター(SM-RT900)の中心部の形状をみてほしい。
上のミッチェルトン・スコット&クイックステップのローター画像と違うことが、わかってもらえるだろう。中心部の形状も、そしてシルバーの外縁部?外周部分?のデザインもけっこう違うことがわかっていただけるだろう。
十文字デザインの場合はシマノのマウンテンバイク用コンポの最高峰XTRのディスクブレーキローターであると思われる。XTRのローターは140mmと160mが十文字デザイン。180mmと203mmが五芒星デザインである。
以上のように、今開催中のツール・ド・フランスでは、シマノのデュラエースを使うプロチームは、ディスクブレーキを使う場合にそのローターにマウンテンバイク用シマノXTRのローターを使っていると考えられる。同じシマノ製品だけに。
ただ、チームによってはその方針も異なっているもよう。たとえば、同じく昨日の画像であるが、シマノのコンポを使うBoraをみてもらいたい。
Longest stage of this year’s @LeTour is done.
— Lennard Kämna (@lennardkaemna) September 10, 2020
Gave it a shot in the final with an attack. But it didn’t work out.
Next chance tomorrow👊#tdf2020 #letour #letourdefrance #bandofbrothers #borahansgrohe pic.twitter.com/3JfSrdCAMo
昨日のレナード・ケムナ(Lennard Kämna)であるが、こちらは通常のデュラエースのローターである。
また、XTRローターを使うチームであってもいつもそうとは限らず、ステージのコースなどによっては通常のデュラエースのローターを使っていることもあるように思われる。さらには選手によって違う可能性もある。
なぜXTRのディスクローターを使うのか?
ロードバイク用意ディスクブレーキとしてよく使われるのは160mmまたは140mmのローターである。
これら両方のサイズで、現行(2020/09/12時点)のデュラエースとXTRの各ローターの重量は次のようになっている。
デュラエース | XTR | ||
---|---|---|---|
140mm | 160mm | 140mm | 160mm |
100g | 118g | 89g | 108g |
すなわち、同サイズで比較した場合にXTRのほうがローターが10g~11g軽いのである。かつてほどではないが、やはりロードバイクにおいて軽さは重要な要素であることは間違いない。特にクライマーや総合系エースはこだわるかもしれない。たかが10g、されど10g。
この10gをいわゆる「マージナルゲイン」(ちょっとした有利さ)として求め、XTRのローターを使っているのではないか?
Amazon : シマノ ディスクローター SM-RT900 160mm センターロック ナロータイプ ISMRT900S
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ブレーキタッチの好みだと思います。シクロクロスでもXTRのローターを使う選手いますし。個人的にはデュラのローターは初期動作で滑る感じがしますね。
初期動作でそんな違いがあるブヒか。
やっぱりロード用は効き方が穏やかなようにしてるかもブヒね。
まだ、Ineos(Sky)が「マージナルゲイン」なんて言い出す前のこと。
Marcoがお世話になっているバイクショップで「どうしたらバイクの総重量が軽くなるのですか?」と店主に聞くと、「お金を掛ければある程度まで軽くできますけど限界がある、自分の体重を減らした方が安いし、たくさん減らせるでしょ!」と。。。
返す言葉もございませんでした。
「マージナルゲイン」未だに完了せず(爆)
そんなあなたに熱い味方、その名もライザップ!!