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フランス当局によるドーピング疑惑の捜索の対象となったチームアルケア・サムシック(Arkéa-Samsic)。エースであるナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)にもその捜索の手は及び、宿泊先のホテルの部屋も捜索活動の対象となった。
そしてその捜査の中で、医師と理学療法士の2名がフランス当局に拘束された。その2名はチームのドクターFredy Alexander González Torresと、ソワニエのMikel Oteroだったもよう。
その2名が身柄拘束から解放された。フランス紙L’Equipeが伝える。
L’Equipe:Les deux proches de Nairo Quintana sont sortis de garde à vue
チームの2名が身柄拘束から解放されたわけだが、それにより捜査終了というわけではなく、訴追官曰く、「まだ捜査は進行中」とのこと。
またその医師と理学療法士の2名がなぜ拘束され、どうのようにこの事件に関わり、そしてなぜチームアルケア・サムシックが疑惑の対象になったのかなど全ては未公表のままである。
当局が身柄拘束を解いたということは、身元が確かで、証拠隠滅や逃亡の恐れがないと判断したのであろう。捜査に必要な重要な証拠はあらかた押さえたということかもしれないし、あるいは、単純に当局の見込み違いで、実はなんの事件性もなく、そして証拠も得られず、当局としてもこれ以上の身柄拘束は無用と判断したのかもしれない。
一方、フランスの元プロ選手の一部から、今年のツール・ド・フランスの選手のパフォーマンスについて、なんらかのドーピングあるいはグレーゾーンの行為をしているのではないかという疑念の声があがっている。
情報源:French lead chorus of doubt in wake of Tour de France
情報源記事では、Stéphane HeulotやRomain Feilluがフランスメディアに対して今年のツールは怪しいと述べたと書かれている。
ただもちろん怪しいという個人の考えを述べているだけで、なにも証拠はない。ひょっとしたら言い方は悪いが売名行為かもしれないし、メディアが喜びそうなコメントを発することでなんらかの利益を得られることもあろう。TV番組のコメンテイターなどはまさにそうである。
選手としては「ドーピングをしていない」という証明(悪魔の証明)は現実不可能であり、何を言われてもどうしようもない。今年のツール前半でまさかの大活躍となったコフィディスのギョーム・マルタン(Guillaume MARTIN)もそういった疑惑をかけられることについて同趣旨のコメントを発表している。