デュラエースチェーンよりも速い次世代チェーン。DUAL ENGAGEMENTシステムとは?
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ロードバイクのチェーンに革命が?デュラエースのチェーンよりも速く、耐久性の高い次世代のチェーン爆誕。
情報源:Radical new chain claims to be faster, more durable than anything available
目次
New Motion Labsが開発したDUAL ENGAGEMENT™とは?
新世代チェーンの姿とNew Motion Labs社
今回、新世代チェーンを開発したのは、イギリス企業のNew Motion Labs。次のインスタグラムを見て欲しい。
今回、この新世代チェーンを開発したのはイギリス企業のNew Motion Labs。
同社のCTO(最高技術責任者)には、電気自動車や電動自転車で有名なボッシュ(Bosch)社で働いていたLucas Lobmeyerが就いている。またコマーシャルアドバイザーとしてデンソーでM&Aの専門家として働いていたKenji Suzukiも関係している。
既存のチェーンの弱点を克服するDUAL ENGAGEMENT™
この新チェーンに搭載されているのはDUAL ENGAGEMENT™という新技術である。次の動画を見て欲しい。
既存のチェーンには2つのパワーロス(抵抗)が存在するとされる。1つは、リアスプロケまたはフロントリングとチェーンとが接触することで発生する抵抗。もう1つはチェーンそのもの(チェーン内部)で発生する抵抗である。
ただ、既存のチェーンでもかけれたパワーのうち98%は上手く動力として変換されていると考えられている。逆にいえば2%が漏れている。その2%すら手に入れようとするのがこの新チェーン。
また抵抗とは別種の問題も存在する。それは既存のチェーンでは、ギアに接触している数枚のチェーンのパーツだけに選手のパワーが集中してしまうということ。これはチェーンの摩耗を速くさせると考えられる。耐久性が低くなるとうい問題である。
この抵抗と摩耗(耐久性)という問題を解決すべく生み出されたのが、DUAL ENGAGEMENT™という技術を搭載した今回の新世代チェーンである。
同社いわく、既存のチェーンよりも25%も多いトルクを実現し、さらに30%の抵抗やストレスの軽減を実現しているとのこと。
ブタは馬鹿なので詳しいことはさっぱりわからないので技術的な仕組みは書けないが、物理屋さんや機械屋さんが見ればいろいろ思うこと、わかることがあるだろう。