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すでに日本メディアでも報道されているように、SRAM RED eTap AXSにプロ御用達のビッグギアが追加された。
・56/43T
・54/41T
・52/39T
の3種類だ。これによりギア比で最大5倍を超えることが可能となる。
シクロワイアード:スラム RED eTap AXS プロ供給サイズのパワーメーター搭載チェーンリングが遂に登場
これに関連するおまけのネタを書いておく。昨年のツール・ド・フランスでのネタだ。当時書こうとして忘れていた記事でもある。
昨年のツール・ド・フランスの平坦ステージで、実はMovistarのアレハンドロ・バルベルデが54/41Tを使っていたことが確認されている。もちろん当時は市販されていないギアだ。
Movistarは昨年の2020年からSRAMと契約しそのコンポを使っていたが、昨シーズン当初は市販されているギアだけを使っていた。
しかし、その小さいギアだけでは不満が出てきたのだろう。昨シーズンのいつのころからか、市販されていない特殊なビッグギアを使うようになっていた。
また2020ツール・ド・フランスでは、Movistarと同様にSRAMを使うTrek-Segafredoもプロチームだけに用意されたビッグギアを使っていたのも確認されている。ある山岳ステージでは、リッチー・ポート(今はイネオス)は52/39Tで、スプロケは10/30Tという構成だった。
情報源:Tour Tech: why are pro riders using SRAM 12-speed set-ups that are unavailable to the public?
よって、このツールで使われていたギアがそのまま、今回新発売となったことになる。
リアに10Tあるいはそれ以下のものを最も小さなギアとして使うのはデメリットがある。
それはチェーンの駆動抵抗が増えることだ。一番端にあるうえに、一番小さなギアの場合はチェーンの駆動ロスが増えるらしい。チェーンが斜めになるからだ。
ひょっとしたら空気抵抗的にもなんからのデメリットがあるかもしれない。またチェーンへの負荷も増え、チェーンが切れたりなどのトラブルの可能性も少し増えるはず。
そこで10Tを使わずにそれよりも大きなギアを使い(チェーンがあまり斜めにならない)、かつ、10Tを使う場合と同じかそれ以上のギア比を獲得したいとなると、フロントリングを大きくするしかない。
それがプロの要求だったのだろう。
トップギアが小径になればいいってわけではないんですねー、知りませんでした。
しかしトップライダーですらせっかくの12段+10Tがフル活用されないのでは、今後のさらなる多段化の意味は、グラベルバイクでフロントシングルの中に段数詰め込む用途くらいしかなくなってきてしまうのでは?
チェーンが斜めになりすぎることをどう克服するかはなかなか難しいブヒね。それを考えるとほんとこれ以上の多段化に意味あるのかと思ってしまうブヒね。
あと、どっかで聞いた話だと小さすぎるギアは抵抗が増えるとかなんとか。ただそれが10Tからなのか、9Tからなのかは不明ブヒ。
シマノが11速+11Tに長く拘ったのはその辺の理由もあるんですかね。今度デュラが12速になるとかと言われてはいますけど、11Tのままらしいというのは、トップライダーにすら実際のメリットがないと判断したということでしょうか。実質はともかく、セールス的には保守的と嫌われそうですが…
シマノは近年は保守的といわれても仕方ないブヒね。スマホでいうと近年のアンドロイドの後追いと化したiPhoneと同じ?
はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
全く同じギア比でも、チェーンリングを大きくする方が駆動効率が良いと体感する…どうやら事実のようです。個人TTやトラック競技アワーレコードでも、よくくっそデカいチェーンリング使ってますよね。
参考までに知恵袋より
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11164914601
ご愛読感謝!
やっぱりフロントをでかくして、リアはあまり小さしすぎないほうがいいみたいブヒね。
工学的に理屈どうこうはわからないブヒが、人間の感覚として抵抗の違い・変化がわかるというのは実に興味深いブヒね。
コメントあざっす!