ピーター・サガンの自伝「My World」のレビュー
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少し前にピーター・サガンの自伝本「My World」を購入した。以下の本だ。
Amazon:My World ハードカバー
購入理由は「安くなっていたから」。昔はもっと高かったような気がするのだが、半額ぐらい?になってる気がする。そこで、今回はどんな感じの本なのか、中身というよりは外観を軽くご紹介。内容は読んでからのお楽しみということで。
購入したのはハードカバー版(他にペーパーバック版とKindle版とAudible版がある)なので、これらの画像のようにしっかりとした「本」になっている。
装丁や作りもまぁ一般的な本のレベル。ただやはり日本で作られているハードカバー本のほうが作りは丁寧で高品質。日本の本はいろいろしっかり丁寧。
あと使われている紙が安い紙(ペーパーバックの紙質と似た感じ)なので本全体の重量が見た目のイメージよりも軽い。日本製の本は紙質にもこだわり上質な紙を使っているため、日本のハードカバー本のほうが同じページ数だとしても重いだろう。
「写真や画像が多く見た目にも楽しそう」
と思っていると肩透かしを食うハメになる。上の画像のような写真が掲載されているページは320ページ中の16ページだけだ。よってほぼ文字だらけとなっている。日本語版はないので英語で頑張ろう。というか中学の英語の教科書にしよう(現実的な提案)。
英語に慣れていないと英字の羅列と洪水のせいで「(´;ω;`)ウッ…」となって辛いかもしれないが、少しずつ読んでいけば慣れてくるはず。たぶん。ただ文字は大きく読みやすいのでその点は救い。
第1章から第3章に分かれいる各章がそれぞれ、世界選手権三連覇の各年ごとのシーズンについての内容となっている。各世界選手権ごとに、プロトンがどのような動きで、どのようにレースが展開し、サガンがどう考えてどう動いたのかが詳しく書かれている。また家族のことやカンチェラーラのことなども書かれている。
また、高地トレーニングのついてサガン自身の見解も記載されていて、高地トレーニングのメリット・効果とともに、「一般論として、寝る場所は高地でトレーニングはそれよりも低い場所でと言われているが、自分はあまりそれを意識しないでトレーニングしていた」という趣旨の記述もある。
このようにトレーニング方法についてもサガンなりの見解がところどころに少しずつ記載されているので、レースガチ勢にも参考になるのではないだろうか。科学的トレーニングの方法が細かく具体的に説明されているわけではないが。
ハードカバーだけがなぜか安くなっているので、興味があればどうぞ。読まなくても本棚に飾っておくのもおすすめだ。
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