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今年の2021年ツール・ド・フランスは史上最も過酷な大会だったようだ。プロトンの選手らが口を揃えてそう述べている。
リタイアの数も記録的だが、ツール全体を通じてのプロトンの平均速度も記録的なものなったようだ。
情報源:Tour de Hoody: Riders say the 2021 Tour de France is the hardest ever. Here’s why:
今年のツールはリタイア続出だった。大会が始まったときは184人いた選手が、最終日には141人にまで減った。43人が3週間の間にリタイアしたことになる。
情報源記事で選手らへの聞き取りとその分析がまとめられているが、ここでは簡単に結論だけまとめておく。
選手らが語る今年のツールを史上最大の地獄にした要素とは以下の4つだ。
要素1についてはまずツールが始まる前に資料で見ていたよりも実際に走ると山岳ステージがきつかったとのこと。おかげでタイムアウト失格が増えた。また当然に初週から落車祭りだったこともありリタイアが増えた。
リタイアが増えればチームの人数が減る。チームメイトがいなくなれば残った選手の負担が増えるということ。
要素2については、3週間のグランツールを走ったことのないマチューが(五輪のためにリタイアすることを前提として)、ワンデイクラシックと同じ走り方したせいでプロトンの速度があがり、また初週からプロトン全体が攻撃的になったということ。
1日で全てを出し切るワンデイクラシックの走り方と3週間走り切ることを前提としてグランツールの走り方は全く異なる。つまり最初は抑え気味にスタートするのが定石。しかしマチューは最初から全開。そんなマチューに負けじとみんなスピードアップ。プロトン全体の速度があがったせいで、最初からみんな疲労がたまった。
要素3についても、マーク・カヴェンディッシュが復活したことで、カヴェンディッシュとDeceuninck-QuickStepがエディ・メルクス超えを狙うべく平坦ステージを支配。それによって平坦ステージの、特にゴール前の速度が上がった。Deceuninck-QuickStepに負けじとアルペシン・フェニックスらもトレインを組み、そんなスプリントトレインに遅れまいとして他チームも速度を上げる。結果ツールの平均速度が上がった。
最後の要素4についてはもう言うまでもないだろう。見事2連覇を達成したタデイ・ポガチャル、新人賞2位のヨナス・ヴィンゲゴーをはじめ、たとえツールに出ていない若手選手でもそのレベルはロードレース史上稀に見るハイレベルとなっている。それがやはり今年のツールも含めてレースをさらに過酷にした。ベテラン選手のこれまでの経験と予想が通用しないレース展開となっていた。
たとえば世界最高の逃げのスペシャリスト、トーマス・デ・ヘント(Thomas De Gendt)はツールの第8ステージで飛び出そうとし、10分間の出力データでは2013年以来の最高の数値を記録していた。
これまでの彼の経験上その数値ならばプロトンを粉砕できるだけのパワーと速度だったが、今年のツールではそれが通用せず逃げは叶わなかった。そしてデ・ヘントは言う「総合的に選手の能力がこれまでより相当上がっている」と。
これらの要素により選手らが口を揃えて「今年のツールはこれまでで最も過酷だった」と言う。
Amazon
1週目からタイムアウトが続出しましたし、相当きつかったんでしょうね。
散々荒らし回って突然いなくなる…
マチューも罪な男ですね…
>>散々荒らし回って突然いなくなる…
まさにその通りで苦笑い!
選手ら「ぐぬぬ・・・」
今ツールはのっけからの大落車続きで有力選手がリタイヤ祭り、たとえリタイヤしなくてもタイムを失って総合争いに絡めなくなった… という印象でした。で後半にいけばいくほどどんどんポガちゃんが有利になる展開だったように思います。
UAEは一人もリタイヤすることなく闘い抜いたことも大いに評価されるべきでしょう。
でもまぁ目が離せない面白いレースばかりでした。
ポガッチャは当然として、なんといってもやっぱりUAEの強さが光ったツールだったブヒね。これはみんな思ってると思うブヒ。
全盛期のチームSkyのような圧倒的山岳トレインというわけではなかったけど、それでも3週間の安定度という点では全盛期のチームSkyレベルだったと思うブヒね。
UAEとしてはもう全てが上手くいったツールだったという感じブヒ。