ロードレースのクラシカ・サン・セバスティアン

パワーないけどパワフル!?2021クラシカ・サン・セバスティアンの結果と感想

東京五輪中に開催されたスペイン最大の名物ワンデイクラシックレースのクラシカ・サン・セバスティアン(Clásica San Sebastián)。その結果と感想を簡単に。

コース

ロードレース

グランツールと違い大きな山はないが、アップダウンのあるコース。最後の2つの峠(山)がなかなかの難易度。しかも最後の登りは斜度19%が登場するなどかなりパンチ力の登りとなっている。そこが勝負所となるか。

そんなパンチ力のあるアップダウンがあるコースといえば、やはり優勝候補は現世界王者ジュリアン・アラフィリップだ。

結果

ロードレース

レースの後半に逃げ続けていたのがチームEF-Nippoのサイモン・カー。ずっと1人で逃げ続けていたが、残り23kmをきると後方のメイン集団から飛び出していた4名が合流し、合計5名の逃げとなる。その5名は次の通り。

  • マテイ・モホリッチ(Matej Mohoric:Bahrain Victorious)
  • サイモン・カー(Simon Carr:EF-Nippo)
  • ニールソン・ポーレス(Neilson Powless:EF-Nippo)
  • ミケル・ホノレ(Mikkel Honore:Deceuninck-QuickStep)
  • ローレンツォ・ロタ(Lorenzo Rota:Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)

この中だとモホリッチが優勝候補か?ツールでも好走していたので、その調子を維持できていればモホリッチの勝ちが見えてくる。

それに対抗するのはチームEFのコンビだろう。サイモン・カーは逃げ続けていたので疲労が溜まっていると考えられるので、最後はポーレスで勝負か?

優勝候補のジュリアン・アラフィリップのチームメイトのホノレが入っているのもポイント。ホノレが逃げ集団にいるせいで、追走集団のDeceuninck-QuickStepの選手らは追う必要がなくなる。他のチームに引かせることで力を温存できる。

ロードレース

そんな追走集団を必死に引くのがTrek-Segafredo。エースのバウク・モレマとジュリオ・チッコーネを勝たせるべく、ジャンルーカ・ブランビッラが鬼引き。

他のチームも協力すればいいのに、Trekに先頭をまかせるばかり。そのせいか、なかなか差が縮まらない。

そして残り10km。最後の峠に逃げ集団が突入。斜度19%の激坂も登場する。

ロードレース

その一番しんどいところでポーレスがアタック!チームEFはやはりポーレスに託してきた!

しかしこのアタックは実らず頂上付近で、サイモン・カー以外の3名が追いついてしまう。

この時点で追走のメイン集団とは1分差ぐらいか?なにせ公式の情報がいわゆる「スペインクオリティ」のため正確性をあまり信用できない・・・

逃げはモホリッチが下りでガチ踏み。モホリッチは下りでライバルを蹴落とす作戦か?

ゴールまで残り5kmとなったその下りでとんでもないことが起こる。

下りの名手で先頭を走っていたモホリッチが曲がりきれずバランスを崩し、それにあわせて後方のホノレとロタが犠牲に!ホノレが谷底転落の危機一髪!やばすぎぃ!

ホノレはなんとかすぐに追いかけるが、ロタは・・・

このあとゴール前1.5kmあたりでホノレが追いついて、3人のスプリント勝負へ。そこからゴールシーンは次の動画でどうぞ。

ポーレスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

なんとポーレスはプロ初勝利!やったぜ!モホリッチは惜しい!最後に力を使いすぎたか?

今まで気づかなかったのだが、ポーレスのスプリントは独特な感じがする。普通はダンシングというかスプリントのときは左右にバイクを振ることが多いと思うのだが、ポーレスのスプリントはほとんど左右にバイクを振らない(左右よりも上下に少しだけ振動する感じ?)のわりと変わった動きのように思える。

そしてホノレは不運(落下しなかっただけ幸運?)だったとしか・・・前の2人を追いかけるのにだいぶ脚を使っていただろう。スプリントで最後まで踏む力は残っていなかったか?

ポーレスは今回の初勝利でひょっとすると覚醒するかもしれない。なにせまだ24歳。若いだけに何がきっかけになるかわからない楽しみがある。グランツールでのステージ優勝も複数成し遂げるかも?

2 thoughts on “パワーないけどパワフル!?2021クラシカ・サン・セバスティアンの結果と感想

  1. 2年前のジャパンカップで来日したときにポーレスを間近で見ましたが、その時よりかなり体がゴツくなってて、ドキッとしちゃいました

    クスやマクナルティ、シモンズらとアメリカ人大活躍の予感ですね。

    1. 大谷翔平もそうだけどやっぱり本場のプロになると体格も変化させないとやっていけないようブヒね。
      ほんと近年のアメリカは若い才能の発掘と育成にめちゃくちゃ成功してるブヒね。
      日本も見習わないと。

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