落車でマイヨ・ロホを失ったレイン・タラマエのレース後のコメント
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昨夜の第5ステージはゴールまで残り12kmという地点で発生した大落車により、それまでマイヨ・ロホを着用していたレイン・タラマエ(Rein Taaramäe:Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)がそれに巻き込まれ総合首位の座を失った。
そのシーンがこちら。
Queda feia hoje na @lavuelta #Ciclismonaespn #lavuelta21 #lv2021 pic.twitter.com/ro3f0yUaFi
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) August 18, 2021
第4ステージでも落車となり被害を受けたタラマエは2日連続で落車となり、しかも今回はリーダージャージを失うハメになった。そんな不幸なタラマエのレース後のコメントを紹介。
情報源:Rein Taaramäe: ‘I was lucky’ in mass crash at Vuelta a España
タラマエは落車前の集団内でのポジションは良かったと述べているが、もうちょっと前にいれば落車を回避できていたのも事実。
落車した時にタラマエはかなり大きく叫んでいたようだが、誰かに怒っていたわけではなく、選手らが彼の上に何人も覆いかぶさっていてので早く立ち上がることができず、「早くどいてくれ!」と言っていただけのようだ。なかなか起き上がれなかったことが彼を焦らせたと述べる。
ただ幸いにも軽傷で済み、大きな怪我は今日もなかったようだ。マイヨ・ロホを失ったこの日についてもレース後には「フラストレーションはないよ」と答える。なぜなら、
“The team gave it everything, I could only keep the lead for a few days more and then probably afterwards I’d have lost it to [Primož] Roglič (Jumbo-Visma) anyway.”
訳「チームは全力でサポートしてくれてたしね。ひょっとしたらもう少しリーダージャージをキープできていたかもしれへんけど、その場合もおそらくその後でログリッチに総合首位を明け渡すことになっていたやろね。」
と述べて、マイヨ・ロホを失うのが早いか遅いかだけの違いだという考えだったからだ。
そしてリーダージャージを着用するタラマエが落車に巻き込まれても先行集団が待たなかったことについても理解を示し、恨み節は言わない。「ゴールまで残り15kmをきっている時点で自分がもし同じ立場だったらそうするだろうし、これまでもそうしてきたからね」と述べ、待たなかった選手らを批判はしない。
タラマエはリーダージャージは失ったものの、山岳賞ジャージは獲得しているので今日からは山岳賞ジャージで登場する。彼としてもリーダージャージを長期間死守するよりは山岳賞ジャージを死守するほうが可能性はあると考えている。
第5ステージのハイライト動画はこちら。