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2021ブエルタ最初の休息日で様々な記者会見が行われるが、その中でINEOS Grenadiersのトリプルエースの1人、エガン・ベルナルは「現時点では勝つこと考えるのは難しい」と話したようだ。
情報源:Egan Bernal: At this point it’s difficult to think about winning the Vuelta a España
休息日直前の第9ステージでは最後に今大会初の超級山岳が登場し、その山頂ゴールだった。優勝したのは約70kmも独走したバーレーン・ヴィクトリアスのダミアーノ・カルーゾ。(感想記事:こんな勝ち方ある?2021ブエルタ第9ステージの結果と感想)
超級に入ってからもイネオスが積極的にログリッチらのメイン集団を牽引。ついていけない選手らが遅れだした。
そしてイネオスのトリプルエースのうち、リチャル・カラパスとアダム・イエーツが順番にアタックするも見事玉砕という結果に終わる。
一方でベルナルは一度も動かずずっとマイペース走法。ただそれは調子の良いマイペースではなく、ついていくのがやっという感じだった。
結果、イエーツはログリッチから約40秒、ベルナルは約1分のタイムを失った。そして総合順位では、イエーツはログリッチから2分7秒遅れの6位、ベルナルは1分52秒遅れの5位、カラパスに至っては10分57秒遅れの21位。
グランツールでは何が起こるかわからないとも言えるが、まぁカラパスはもう無理だろう。イエーツとベルナルは可能性は残っているが、ベルナルのこのインタビューでの発言、そして第9ステージの遅れ方を考えるとやはり彼自身がログリッチに勝てるコンディションではないとわかっているのだろう。
そうなると、今日からはイエーツが実質的に単独エースという扱いになるのかもしれない。というかむしろそっちのほうがイネオスは良いのではないか。
複数のエースを立てたときの戦略の難しさは、これまでもモビスターが証明ずみ。
イエーツにエースを一本化することでイネオスは戦略がシンプルになり、これまでに取れなかった作戦もとることができるかもしれない。そうなればイエーツの逆転優勝・・・は無理としても、表彰台確保の可能性は十分あり得るのではないか?