Boraのブッフマンは来年もジロでエースか?
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来年からピーター・サガンがいなくなるドイツのワールドツアーチームのBora-hansgrohe。チーム方針としても来年以降はこれまでよりも強くグランツールなどの総合成績狙う方向へ舵を切る。今年の移籍市場でもそんな方針が表れた補強をしていた。
そんな同チームの中心選手の一人がドイツ人クライマーのエマヌエル・ブッフマン(Emanuel Buchmann)だが、どうやら来年度も今年のリベンジよろしくジロ・デ・イタリアを走るかもしれない。
情報源:Eine Saisonbilanz zum Vergessen
ブッフマンは今年もジロ・デ・イタリアに出場していたが、第15ステージでDNFのリタイア。原因はアクチュアルスタート直後の大落車だ。その日のハイライト映像をどうぞ。
この集団落車で20分ほどレースが停止。その落車に巻き込まれ負傷した選手の中にブッフマンがいた。そして負傷の程度が大きくそこでリタイアとなってしまった。
そのときのレース感想記事: 大落車で幕開け。2021第15ステージ結果
そんなブッフマンが、来年もジロ・デ・イタリアを走るかもしれない。その理由として本人が「来年のジロはタイムトライアルの距離が短い。そして難しい山岳ステージの多さはいつもどおり。これは自分にぴったり」と発言していることだ。
一方で、来年のツール・ド・フランスについては「第一週目があまりにもトリッキー。何が起こるかわからずリスクが非常に高い。それが悩みの種」と述べている。
そして、今年のジロでもその落車がなければ良い走りができていたこと、それは正しいトレーニングやレース計画ができていたことを証明していて、それが自信になったと。また、来年度の目標も今年と同じだとモチベーションを高くしている。
まだBora-hansgroheの選手はみんな年間のレース予定を決めているわけではなく、ブッフマン自身もジロ出場を確定的に明言しているわけではない。しかし、このような発言とチームのグランツール総合成績重視という方針とを考えると、彼が来年のジロにエースとして再び戻ってくるということは十分有り得るだろう。