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エリア・ヴィヴィアーニ「自信を失っていた」

ヴィヴィアーニ「自分の能力に疑念と不安を感じていた。だが、もうそれは払い除けた」

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32歳のイタリアンスプリンターのエリア・ヴィヴィアーニは来年度からイネオス(INEOS Grenadiers)に戻ることになっている。そして明日(今日?)からイネオスのトレーニングキャンプに参加する。

今年までの2年間はコフィディス(Cofidis)で走っていたが、2020年度は1勝もできずじまい。今年は3月末のCholet-Pays de la Loireで優勝し、勝利数ゼロの期間を脱出することに成功。その後のジロ・デ・イタリアでは優勝こそなかったがステージ3位が2度。ジロ以降も複数の勝利を重ねた。

ただ、今年の勝利はどれもトップカテゴリーのレースではない。ワールドツアーのレースでは勝利数はゼロだった。

コフィディスでの2年間は難しいものとなったが、本人も「自分の能力に自信がもてず、不安になっていた」と語る。

情報源:Viviani: “Ho spazzato via tutti i dubbi per tornare al top”

本人はその自信喪失について、サッカーのストライカーがゴールを奪えないスランプに陥いることに例えている。

ただ、勝利数ゼロだった2020年と比べると、今年は上述のようにワールドツアーレースでは未勝利なものの、それでもそれ以下のレースでは複数の勝利を重ねることに成功。さらには東京五輪のオムニアムで銅メダルを死守し、最後はシーズン末のトラックレース世界選手権のエリミネーションで世界王者に輝いた。

そうした結果で本人は自分自身への疑念と不安を払拭できたようだ。そして来年度からの馴染みの古巣への復帰ともあいまって、来年度へのモチベーションはかなり高そうだ。

イネオスでの目標は、以前も書いたかもしれないができるかぎり勝つことと、若者の成長に貢献することの2つ。ひょっとしたらヴィヴィアーニがイーサン・ヘイターなどの若手のためにトレイン要員を務めることもあるかもしれない。逆に若手にトレインのあるべき姿を指導することも?

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