Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
コロナ禍だけでなく、ロシア・ウクライナ問題にも揺れる世界情勢だが、IOCがロシアとそれに協力する国の選手らの大会参加を禁止すべきとの勧告を発表した。
参照:IOCが全競技団体にロシアとベラルーシの除外を勧告…世界フィギュアのROC勢にも影響か
サッカーのFIFAはすでにロシアに対して、ロシア国内での国際大会開催を禁止するとの制裁を発表しているが、この「激甘」な弱腰制裁については、ヨーロッパ各国から批判の声が相次いでいたが、FIFAはさらに進んだ制裁を発表し、ロシアのクラブチームの全てについて大会出場停止を決めた。
参照:対ロシア対応を「甘い」と批判されていたFIFAが一転、UEFAと共同でロシアの代表、クラブチームすべての出場停止を決定
一方で、現時点では自転車競技を統べるUCIはまだそれに同調するとのアナウンスは発表していない。
もし仮にUCIがこのIOC勧告に従うことになれば、プロチームとして大きな影響を受けるのは、やはりまずロシアのProTeamのガスプロム(Gazprom-RusVelo)、次にベラルーシ人のアレクサンドル・リアブシェンコ(Alexandr Riabushenko)のいるアスタナ、そしてロシア人選手のアレクサンドル・ウラソフ(Aleksandr Vlasov)をエースの一人として考えているボーラ・ハンスグローエ(Bora-hansgrohe)、おなじくロシア人選手のパヴェル・シヴァコフ(Pavel Sivakov)がいるイネオス(INEOS Grenadiers)だろうか。
ただスポーツと政治は別という建前、特に選手個人と政治理念は別という点、ロシアやベラルーシを排除することで逆にそれらの国民に対して「西側に対する恨み」を生じさせないか、それが将来的な世界の分断につながらないかなどを考えると難しい問題でもある。もちろんウクライナのことを考えれば、IOCの勧告も尤もではあるだろう。
さてUCIはどう動くだろうか。