来週42歳のおじさんがハッスル！2022フレッシュ・ワロンヌの感想とハイライトと結果

今年もやはりユイの壁だった。2022フレッシュ・ワロンヌの感想と結果を。

コース

感想・ハイライト

残り60kmでトム・ピドコックがリタイア

フレッシュ・ワロンヌは周回コースで、ユイの壁を3回登る。そしてゴールまで残り63kmあたりでまずは1回目のユイの壁。

だがここでイネオスのエースと思われたピドコックがおかしい。ずっと集団の後方で走っていて、この1回目のユイの壁でも画像のように集団後方でチームメイトから離れて1人で走行。

体調が悪いのかと疑問に思っていたら、やっぱり残り60kmを切ったあたりでバイクを降りてリタイアとなった。

最近はしばらく調子良さそうだったが、一体どうしたのだろうか。コロナだったら出場はそもそも出来ていないと思うので、今年プロトンで大流行している謎の風邪（インフルエンザ？）なのか？チームからの発表がきになる。

ただイネオス自体は今日もプロトン前方に固まって走っていて、虎視眈々とレースの主導権争いを狙っているように思えた。

残り6km。DSMのクラーウアナスンがアタック！イネオス集団が追走！

残り6km、ユイの壁の1つ手前の登りでコフィディストレインが一瞬だけ爆発（暴発？）するも、クイックステップのマウリ・ファンセヴェナント(Mauri Vansevenant)とチームDSMのセーアン・クラーウ・アナスン（Søren Kragh Andersen）がそれに反応。

特にアナスンは集団から飛び出した勢いそのままに先頭2人をぶち抜く。ユイの壁の前に勝負をつけようという動きか？しかしファンセヴェナントがアナスンをチェック。

そんな2人を残り1km、ユイの壁でついに集団が吸収！

ユイの壁！まさかの暫定42歳が！

やはり今年もユイの壁大決戦となった。

ここまでずっとナリを潜めていたと思われるモビスターがついにこの局面で動く。

来週25日に42歳の誕生日を迎える暫定42歳ことアレハンドロ・バルベルデが、チームメイトにつれられ先頭に！

しかし、その暫定42歳をバーレーンのディラン・トゥーンスが追い抜く。だがバルバルデそれについていく。

その2名の後ろにはウラソフ、ポガチャル、アラフィリップという優勝候補たち。

だが意外にもポガチャルもアラフィリップも伸びない！特にポガチャルは最後に失速してしまう。

完全に予想外の展開となる。しかし暫定42歳が踏ん張る！

最後はこちらの動画でどうぞ。

バルベルデより10歳以上若いディラン・トゥーンスがクラシック初勝利！今年もバーレーン・ヴィクトリアスは強いぞ。

(‘A`)「ていうかこの暫定42歳おじさんは一体どうなってんだ・・・実は一番の化け物はこのおじさんなのでは？」

そしてポガチャルとアラフィリップは最後は一体どうしたのか。いつものように走っていたと思うのだが、どこで脚を削られていたのだろう。

今日のクイックステップはここしばらくのクラシック戦線の中では、相対的にいい感じで走れていたと思うのだが、チームの曇り空はまだ解消できないままで終わった。

今日の最後の局面だけを見ると、日曜日のリエージュでポガチャルとアラフィリップの優勝は厳しいのか？とも考えられそうだが、全く別のレースだけに心配しすぎか。

結果

2022フレッシュ・ワロンヌのハイライト動画