トム・デュムランが引退を表明、今年が最後に。
トム・デュムランが今年限りの引退を発表
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トム・デュムラン(Tom Dumoulin)が今年度限りの引退を発表した。本人のインスタを見てほしい。
今回の引退の決断を説明する文章では、まず2020年が彼にとって難しい年だったことと2021年にレースから離れ休養を取ったことの理由が述べられている。
次にロードレースに戻った理由としてなんといっても2021年の東京五輪が挙げられている。ずっと東京五輪に出場したくてそのチャンスを逃したくなかったこと、そして個人TTで銀メダルという結果が本当に誇らしいものだったと言う。
だがそんな素晴らしい記憶も、今年に入って彼を襲う「疲労感」を覆い隠すことはできなかった。デュムランが言うには、トレーニングしても疲労と苦痛だけが残り、選手としての成長やパフォーマンスの改善が得られなくなっていたと告白する。苦しい努力と、その対価として得られるものとのバランスが崩れてしまったと。
ただもっと努力すればいつかは全盛期のパフォーマンスに戻れるとも思っているようだが、それが成功するとの保証はなく長く険しい道になるだろうと。そう考えるがゆえにその道はもう選ばないことと、引退して新しいまだ未知の未知を歩むことを決意したと書く。
引退後に何をしたいのかはまだ彼自身もわかっていないとのこと。これから時間をかけて見つけていくのだろう。
そして最後にファン、チームメイト、スタッフなど彼を支えた全ての人への感謝を綴る。
見た目と違ってけっこう繊細な面があったから、気持ちを保ち続けることができなくなったんですね。
デュムラン、好きな選手の一人だっただけに残念ですが…
かつての栄光が枷になってしまったのかもしれないブヒね。
アシストとしてならまだまだ走れる能力はあると思うのだけど、やはり本人の考えと周囲からの期待は総合エースとしての彼だったのだろうと思うと、
求められる役割と現状とで苦悩してたのだろうと思うブヒね。