【2022ツール】今夜の第19ステージのコース紹介
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昨日の第18ステージは後世に語り継がれるべき「美しい」1日となった。
さて今日は平坦ステージ。これまでずっと活躍できず地獄に閉じこめられていたスプリンターたちの日だ。
今日の第19ステージのコースプロフィール
ただ逃げ屋にとっても実質的に最後のチャンスとなる。さすがに最終日にパリのシャンゼリゼで飛び出しても・・・というのが現実なので。
逃げの人数にもよるだろうが、大きな集団となればスプリンターチームも疲労が極限まで溜まっている中で猛追は不可能かもしれない。逃げ vs プロトンの対決が見どころだ。
そんな今日の走行距離は188.3kmで、前半にスプリントポイント。そして後半に4級山岳が2つ。
ワウト・ファン・アールトはピーター・サガンの記録を更新できるか?
ポイント賞はすでに2日前にワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)で99.9%以上確定していたので、もはやどうこうはないだろう。だが、もしワウトがこれを取りに行くならば、2011年ツール・ド・フランス以降のポイント賞の対象ポイント数で1位に立つピーター・サガンの記録を更新するためだろうか。
ツール・ド・フランス2011年以降の最多ポイント獲得数ランキング。
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) July 22, 2022
1位は2018年大会のピーター・サガン。#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #ツール・ド・フランス #ツール #jspocycle #gcn #TDF#TDF2022 #ツール https://t.co/R1qFERZg1u
このように1位のピーター・サガン(2018年)と現時点で26ポイント差だ。
中間スプリントポイントで1位ならば、20ポイントを得られるので、グっとその差を縮小できる。
さらに今日のような平坦ステージの場合はステージ優勝すれば50ポイント。2位なら30品と、3位なら20ポイント・・・となっている。
このため展開次第では今日の第19ステージで、そのピーター・サガンの記録を塗り替えることが可能となる。
また仮に今日でそれが無理だったとしても、明日のタイムトライアルでもポイントを加算することは可能。タイムトライアルステージの場合は、1位で20ポイント、2位で17ポイント、3位で15ポイント・・・となっている。
山岳賞ジャージを失ったシモン・ゲシュケ
一方昨日の第18ステージでポガチャルを落とし、「美しく」優勝したヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)は山岳賞ジャージをシモン・ゲシュケ(Simon Geschke)から奪うことに成功した。
ゴール後にシモン・ゲシュケは守ってきた山岳賞ジャージを失う結果に座り込んで号泣していた。
Vídeos – Tour’2022: Simon Geschke em lágrimas após perder camisola de líder da montanha https://t.co/7LzQgZAwf9
— Diário Record (@Record_Portugal) July 21, 2022
今日は4級山岳が2つあるが、4級は1位通過しても1ポイントしかもらえない。つまり今日は最大でも2ポイントしか得られない。
しかしヴィンゲゴーとの差は12ポイントもある・・・
第20ステージは平坦の個人TTで山岳ポイントなし、第21ステージはいちおう4級が1つあるがそれだけの平坦。どうやってももはや逆転は不可能。
まさに山岳賞の確定その最後の最後でゲシュケの手のひらから山岳賞ジャージがこぼれおちてしまった・・・
髭のゲシュケ、泣きますよねぇ、そりゃ。
去年も第18ステージでプールスからポガちゃんが赤玉サクッと奪っちゃって、プールスがっくり…という闘いでした。
(´・ω・`)ほんとあと一歩だったのに・・・