リムブレーキ完全終焉?2022ツールは全てのステージでディスクブレーキロードバイクが優勝。山岳ステージでもディスブレーキが当たり前の時代へ
2022ツール・ド・フランスでは全てのステージでディスクブレーキが優勝。ポガチャルもヴィンゲゴーもリムブレーキは使わず。
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今年の2022ツール・ド・フランスでは、平坦ステージだろうが山岳ステージだろうが全てのステージで、ディスクブレーキ搭載ロードバイクが優勝した。
もちろんタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)もヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)もディスクブレーキでステージ優勝を飾っている。
- ツール・ド・フランスという最も大きな舞台でディスクブレーキバイクが山岳ステージも含めて全ステージ優勝
- 最強の2名、ポガチャル&ヴィンゲゴーが山岳ステージでもディスクブレーキ
これら2点を考えると技術的な観点で大きな出来事・転換点だと思われる。
昨年まではタデイ・ポガチャルはリムブレーキを山岳ステージで使っていたが今年は全ステージでディスブレーキ。もちろんヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)も同じく全ステージでディスクブレーキ、そして総合優勝。
これまでディスクブレーキよりも軽量さで有利なリムブレーキは山岳ステージでは好まれていたが、今年のツール・ド・フランスで完全に時代の潮流は変わってしまったような印象だ。
バイクメーカーやコンポメーカーの思惑があるのだろうが、現実の結果としてはこのような事実となってしまった。
ディスクブレーキがリムブレーキに山岳ステージでも完全に引導を渡したと言える。少なくともプロレースにおいてはリムブレーキへ鎮魂歌を捧げなければならないようになったか・・・
だがツールよりも山岳が過酷といわれる来月から始まるブエルタ・エスパーニャはどうだろう?やはりディスクオンリーになるのだろうか?