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高性能なチェーンオイルやプーリーなどで有名なabsoluteBlackから、高性能素材であるグラフェンが使われたディスブレーキパッドが登場した。
情報源:absoluteBLACK GRAPHENpads graphene-infused disc brake pads promise fade-free performance
absoluteBlack公式サイト:GRAPHENPADS® WORLD’S BEST DISC BRAKE PADS. DISC 34 (FOR SHIMANO)
この新しい製品は、パッドそのものにグラフェンが注入されているだけでなく、そのプレート部分もグラフェンでコーティングされている。
開発などに3年をかけて作られ、長い下りでも既存製品とくらべてずっと高温になりにくいため、35%のブレーキ性能が向上するとのこと。
グラフェンでコーティングされたプレート部分は、absoluteBlackが特許を持つ独自の設計・技術で作られ、ブレーキによって生じる摩擦熱をパッドやキャリパーに伝えにくくしている。
そして上記公式の製品紹介ページの下部では、「DESCENDING TEST」という項目がある。そこでは今回のGRAPHENpadsと以下の3製品を比較実験したデータが掲載されている。
その実験はある条件の下でロードバイクで10分間下り続ける場合をシミュレーションしたものだが、その比較実験の結果としてグラフが複数掲載されている。
そのうちGRAPHENpadsのものが下の画像だ。
グラフの縦軸には左右に高温と摩擦係数が、そして横軸には下りの時間軸が設定されている。同じ形式のグラフが今回のデュラエースのパッドなどについても実験データとして掲載されているので、ぜひそれらとこの上のグラフとを比較してみてほしい。
GRAPHENpadsと実験で使われたデュラエースのディスクブレーキパッドとは一見するとかなり似ているグラフになっている。
しかし縦軸の左右にある温度を見てもらうと、横軸で6000(10分後)のときの値について、やはりGRAPHENpadsのほうが低温になっている。
つまり、長い下りでも実験で使われたデュラエースパッドよりも熱くなりにくくブレーキの効果が落ちにくいのだろう。
またデュラエース以外のものと比べた場合、縦軸の摩擦係数がとても安定してるのもわかる。これは熱によってブレーキパッドの表面が崩壊するのを防ぐことができていることを意味すると思われる。
このGRAPHENpadsだが以下の5種類が販売される。