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昨日の記事で2023ツール・ド・フランスの全コースが発表され、その概要・特徴、そして重要なステージなどを紹介した。
大雑把にいうと主催者側曰く「クライマー向けの大会」ということだが、オーストラリアのワールドツアーチームで総合エースのサイモン・イエーツ(Simon Yates)を擁するバイクエクスチェンジは、その来年のツール・ド・フランスには、現時点でひとまずは3人のエースを立てるトライデント(三叉槍)作戦を考えているようだ。
情報源:Tour de France: Yates, Groenewegen, Matthews a possible three-pronged approach for BikeExchange
そのトライデントはあくまで現時点での仮りの方針というにすぎないが、その3つの刃を構成するのは、絶対的総合エースのサイモン・イエーツ(Simon Yates)、登れるスプリンターのマイケル・マシューズ(Michael Matthews)、そしてピュアスプリンターのディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)の3人。
このうちスプリンターの2名については今年のツール・ド・フランスに同時出場。きちんと役割分担ができていたように思われる。
そして来年のツールはピュアスプリンター向けのステージが8つ。主催者側設定では平坦ステージそのものは6つだが、丘陵ステージの中にも彼らが生き残れる可能性のあるステージが2つある。それゆえ実質的にはスプリンター向けは8つと考えられている。
たとえそうした丘陵ステージでピュアスプリンターであるディラン・フルーネヴェーヘンが生き残れなくても、マイケル・マシューズで勝負できる。それがバイクエクスチェンジの狙いだろう。
一方でサイモン・イエーツについてはすでに来年はキャリア初のマイヨ・ジョーヌ狙いに挑戦する意欲を示している。
なおこのようにサイモン・イエーツがツールに注力するならば、ジロ・デ・イタリアについては別の総合エースが必要となるわけだが、それはおそらくイネオスから移籍するアイルランド人のエディ・ダンバー(Eddie Dunbar)だろう。
ロードレースファンなら誰もがトライデント作戦と聞いて、
「トラインデント・・・モビ・・・うっ頭が・・・」
となるだろう。
しかしその「モなんとかさん」の失敗続き・内紛だらけのトライデントとは異なり、バイクエクスチェンジはそもそも脚質が全く異なる選手らによるものであり、意味合いが異なる。
それゆえ、
世間「トライデント?あぁ、あのチームがやってたあれね(プークスクス」」