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カンチェラーラ「Tudor Pro Cyclingはガチ」

ファビアン・カンチェラーラがTudor Pro Cyclingについて語る

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来年度からProTeamとして活動予定のスイスチームがTudor Pro Cycling。時計の大兄貴ことロレックスの弟分的なブランドのTudor(チューダー)がスポンサーにつき、スイス人レジェンドのファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara)がチームのオーナーとして作り上げたチームだ。チームバイクはBMC。

Tudor日本公式:Tudor Pro Cycling

そんな同チームについて、オーナーのカンチェラーラは「我々は本気だ」と語る。

情報源:’I don’t do unserious stuff’ – Cancellara on Tudor Pro Cycling’s 2023 ambitions

現時点ではTudor Pro Cyclingのスタッフや選手などは正式に発表されていない。おそらくそろそろ発表されるとは思うが。

ただカンチェラーラは、2017年からクイックステップで技術開発ディレクターを務めてきたRicardo ScheideckerをTudor Pro Cyclingへと引き抜くようだ。

この人物はTinkoffやLeopard-Trekなどでも働いていた人物で、近年のクイックステップ成功の礎を築き、レムコ・エヴェネプールのブエルタ優勝というプロジェクトを作り上げたキーマンとして知られているようだ。

そんな有能な現場指揮官をクイックステップから連れてくるというカンチェラーラは、

“I don’t do unserious stuff, 

訳「中途半端なことはやらない。ガチでいく」

と話す。絶対に強いチームを作り上げるというカンチェラーラの本気度が見える。

そしてカンチェラーラ曰く「まずはチームの骨格・構造を良いものにする」という方針だ。そのためにクイックステップでそれを作り上げたRicardo Scheideckerを招くのだろう。

ただむやみにお金を費やしても成功は得られないとも語り、重要なのは選手を1人の人間として扱うことだとも話す。データや数字だけを見ていればいいのではなく、燃え尽き症候群を防ぎ、着実に若い選手を育成することの重要性も語る。

“We always remember that we’re dealing with athletes and with humans. 

訳「いつも忘れてはいけないのが、自分が接しているのはアスリートであり、彼らは人間であるということだ」

基本的には若い選手中心で戦っていくことになるだろうが、果たしてどのような走りを見せてくれるのだろうか。

そしておそらくツール・ド・フランスの前哨戦ともされる来年のツール・ド・スイスにはワイルドカード枠で、あのヴィンツェンツォ・ニバリが関与する同じスイスの新チームといっしょに登場するのではないだろうか?その現場でカンチェラーラとニバリのツーショットも久しぶりに見られるかもしれない。

なおカンチェラーラはチームのオーナーであってチームの方向性は決めるが、現場は現場の指揮官たちにまかせる。

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piginwired
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