イネオスから正式にイアン・スタナードの指揮官就任が発表
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以前、「元チームSkyのイアン・スタナードがイネオスで指揮官として復帰か」という記事を書いたが、昨日その通りにイネオスから正式に発表があった。そのツイートをどうぞ。
Deepening the strength of our performance team, we're excited to welcome @IStannard and @DajoSanders to the Grenadiers 🤜🤛
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) November 21, 2022
Read more about our new Sport Director and Coach 🗣️: https://t.co/JztT88RYUO pic.twitter.com/OuOJR7tVpl
イアン・スタナードといえばイネオス/Team Skyのファンやロードレースファンは覚えている人も多いだろう。イネオスとSkyでクラシックスペシャリストとして活躍していた元プロ選手だ。
引退したのは2020年の11月。そのときのニュースを紹介した記事「イアン・スタナード引退へ。その理由とは?」をまた読んでおいてほしい。その引退の引き金となったのは関節リウマチという病気だ。
引退後はかつてはトム・ピドコック(Tom Pidcock)も所属していた英国のコンチネンタルチームのトリニティレーシング(Trinity Racing)で指揮官を務めていた。イネオスで走る期待の新人ベン・ターナー(Ben Turner)を同チームで指導していた人物でもある。
そんな彼がイネオスへ現場の指揮官として復帰することになる。おそらく春のクラシックでチームカーに乗る姿が見られるのではないだろうか。
個人的にイアン・スタナードで思い出すのが、2015年のオンループ・ヘット・ニュースブラッド(Omloop Het Nieuwsblad)だ。そう、クイックステップがやらかしたあのレースだ。
最終局面で先頭集団は4人。1人はイアン・スタナード。それ以外の3人は全員クイックステップ。その中にはボーネンもいた。そんな3対1という圧倒的にクイックステップ有利な状況にもかかわらず、スタナードが優勝してしまった。個人的にそのレースは、クイックステップ最大のやらかしレースだと思っている。まぁスタナードが誰よりも脚があったのだろうが。