by アスタナがマーク・カヴェンディッシュを獲得しようとしている。
情報源：Astana Qazaqstan keen on signing Mark Cavendish for 2023
マーク・カヴェンディッシュは、現チームB&Bからその新しく生まれ変わるチームと契約していたが、その新生プロジェクトが失敗しチーム消滅が確定したためフリーの状態になっていた。だが、今回アスタナのボスのアレクサンドル・ヴィノクロフ（Alexandre Vinokourov。通称大佐）は、アスタナがそんな彼に「うちへこないか？」と話したことを明らかにした。
ヴィノクロフ曰く、「カヴェンディッシュの代理人と話したことはあるが、まだ何も決まっていない状態」とのことだ。それゆえ今度どう転ぶかもまだわからない。
もし仮にカヴェンディッシュがアスタナに行ったとしても、その目標であるツールの最対象記録更新という歴史的偉業の実現は非常に困難なものとなるだろう。なぜなら、アスタナはずっと以前からステージレースばかりに注力してきたチームで、しかもトップスプリンターを中心にチームづくりをしたことがない。つまりカヴェンディッシュが輝く環境・状況にない。スプリントでのチーム力が圧倒的に劣るのが現実だろう。
そんなチームをカヴェンディッシュが選ぶメリットは、ワールドツアーチームという以外にないと思われるが･･･はたして？
