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今週末の3/18に開催される年間最初のモニュメント、ミラノ~サンレモ。それに初出場する20歳(3/16に21歳)の新人プロがロット・デスティニー(Lotto-Dstny)が誇る天才スプリンター、アルノー・デ・リー(Arnaud De Lie)だ。今年はすでに3勝をマークしている。
そんな彼が初めて走るミラノ~サンレモについて悪天候のほうがいいと話す。どういうことか?
彼は上のベルギー紙La Dèrnière Heureでのインタビューで、理想のレースコンディションとして引き合いに出したのが、雪中レースとなった2013年ミラン~サンレモだ。
その2013年のミラノ~サンレモは若きピーター・サガン(Peter Sagan)と全盛期のファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara)も出場したレースだ。そのときのハイライト動画をどうぞ。
アルノー・デ・リーは、「チームはこんなの嫌やろうけど、自分は好き。こんな悪い天候で、しかも雨ならなおさらヨシ!雪もヨシ!そのほうが自分に向いてる」と、ド変態なことを話す。
🐷「これは生粋のベルギー人ですわ…」
そしてすでにミラノ~サンレモの勝負どころからゴールまで2度試走しているもよう。最初は2月に、次は先日のパリ~ニースをリタイアした後に。
300km(正確には今年は294km)という長さは彼自身初めての距離だが、だからといってそれに気後れすることはないと語る。
チームロット・デスティニー(Lotto-Dstny)としてはトップエーススプリンターとしてカレブ・ユアン(Caleb Ewan)もいるわけで、デ・リーとどう協調させ作戦をとるのかが問題となる。
この点についてデ・リーは、
「チプレッサまでは特にどうこうはないと思う。そこを越えたときにユアンらと話し合ってその後の作戦を決めると思う」
「ベストは自分とユアンがふたりともポッジオで生き残ることかな。そうすれば優勝のチャンスは増えるからね」
と語る。
ただ残念ながら、悪天候が良いとの彼の希望は叶わなさそうだ。現在のところレースが行われる地域の天気予報は良好。気温も15~20度とちょうどいい感じだ。