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ついに明日に迫った北の地獄またはクラシックの女王こと、パリ〜ルーベ。その優勝候補の筆頭の一人、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)。この前のモニュメント、クラシックの王様ことロンド・ファン・フランデレンではタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)に惜しくも破れて2位。しかしその圧倒的な強さと好調ぶりは文句なしに見せつけた。
ツール・ド・フランスでの王者奪還を目指すポガチャルは、体重増加の必要性や単純に危険すぎるということもあり、パリ〜ルーベには出場しないが、マチューは2年連続ロンドで死闘を繰り広げたポガチャルについて「戦友」だと語る。
情報源:Mathieu van der Poel misses ‘partner in crime’ Pogacar for Paris-Roubaix
パリ〜ルーベを前にした記者会見代わりのチームからのメッセージの中で、マチューはポガチャルについて次のように語る。
“I think he’s always a partner in crime and he already showed that he’s good on the cobbles as well in the Tour de France last year when he was also in front here,”
訳「自分としてはポガチャルは、(クラシックでの)戦友だと思っているんよ。ポガチャルはすでに石畳クラシックでその能力の高さを示したやろ、去年のツールのパリ〜ルーベの石畳区間が登場したときも集団前方でしっかり走ってたしね」
個人的にはツール・ド・フランスを至上命題であるポガチャルがパリ〜ルーベを走るのはあと数年はないと予想するが、ファンと同じくマツユーもポガチャルとルーベを走れる日を待ち望んでいるのかもしれない。
さて気になる明日の現地の天気だが、どうやら「ほぼ」ドライコンディションになるようだ。ただ、先日の雨でところどころにまだ水たまりや泥が残っているため、明日になっても少しの泥やスリッピーな石畳区間が残る見込みだ。特に凶悪なアランベール/アーレンベルグも少し泥が残り、完全なドライコンディションよりは滑りやすい状態となるようだ。もちろん2年前の本物の地獄のようにはならないはずだ。