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なぜ今年のモビスターはひと味違うのか?その象徴マッテオ・ヨルゲンソンがオフに行った改善とは?

なぜ今年のモビスターのマッテオ・ヨルゲンソンは強かったのか?その秘密はオフシーズンの「自費での改善」

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これまでの今シーズンのレースを見ていて、そして特に春のクラシックが顕著だったかもしれないが、みんな「今年のモビスターは何か違う?」と感じたことはないだろうか。

その謎を紐解く鍵はアメリカ人選手のマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson)にある。

情報源:Matteo Jorgenson explains how he has improved so much since last year

マッテオ・ヨルゲンソンはまだ23歳。2019年にワールドツアーチームとしてのAG2Rと研修生として契約、2020年から今のMovistarだ。2021年にジロ・デ・イタリアに出場グランツールデビューを、そして昨年の2022年にツール・ド・フランスデビューを果たしている。

今シーズンのヨルゲンソンは、まずツアー・オブ・オマーンで総合優勝、ポイント賞、新人賞を獲得。続いてオンループ・ヘット・ニュースブラッド(Omloop Het Nieuwsblad)では18位、パリ~ニースで総合8位、E3では4位、ロンド・ファン・フランデレンでは9位、ツール・ド・ロマンディでは総合2位という好成績を収めてきている。

昨年とは何かが違うMovistarを象徴する選手と言えるヨルゲンソンだが、なぜ今年の彼はここまで好調なのか。その秘密をヨルゲンソン自身が語る。

まず昨年については、ツール・ド・フランスなどで蓄積された疲労がずっと抜けない状態のままで、それがパフォーマンスを低下させていた。そこでまずはしっかり疲労から回復することを重視した。

そして冬の間、自費で一人でトレーニングキャンプを実行。外部の専門家を雇い、相談しながら改善を進めた。その内容を簡単に抜粋すると、

  • モーターペーシングトレーニングたっぷり
  • 自費でオーダーメイドのTTバーなどを購入しテスト
  • 栄養学の専門家を雇って、日頃の食事のデータを計測し、食事内容や食事法の見直し。レースでの爆発力とレース後の回復とのバランスが最大効率になるよう調整

これらの改善メニューがまさに今シーズンの成績に結実していると言えるだろう。

だがヨルゲンソンは、「こうした改善は一朝一夕のものではないし、1年以上かかることもある」とも話す。また、かつて彼を指導し、現在チームEFでパフォーマンスコーチをしているNate Kingから学んだ一番大事なこととして、「どんなレースでも、そしてそれがどんな結果で終わっても、常に努力を続け、単純なことをちゃんとやり続けていれば、パフォーマンスは向上するものだ」という点を述べる。

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piginwired
piginwired
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4 Comments

  1. そのヨルゲンソンもユンボに行っちゃうのですかね?
    あんまりユンボとUAEばかり強くなってもね…

    • たしかにJumbo-Vismaとは、あとはもうサインするだけみたいな状況だと報じられているブヒね。
      スーダル・クイックステップとイネオスも狙っていたとか。

      来年おそらくレムコがツールに出るであろうことを考えると、クイックステップはもうちょっと補強しないといくらレムコが異次元だとしても厳しいと思うブヒね。
      ユンボ、UAE、クイックステップ、イネオス、BORA、Trek、バーレーンあたりのすべてで、グランツール総合狙いの実力が均衡するのが一番良いのかも?

  2. これだけの努力を個人でする選手だから、ユンボに行きたいと思うのも納得ですね。

    • いろいろモビ☆スタは緩そうなので、ガチでいろいろ突き詰めたい選手はユンボのほうがあいそうブヒね。
      そのへんのチーム方針というのは、ラテン系とゲルマン系のチーム(運営)で差ありそうなイメージ。

      まずは来年のクラシックでヨルゲンソンがユンボでどういう化学反応を生じさせるか楽しみブヒね。

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