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ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージのマーク・カヴェンディッシュ

カヴェンディッシュ!!!!!2023ツール・ド・フランス第7ステージの感想・結果・ハイライト動画

2023ツール・ド・フランス第7ステージの感想・結果・ハイライト動画

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昨夜の2023ツール・ド・フランス第7ステージはピュアスプリンター向けのコースということで、これまでの激しすぎた日々の反動からスタートからのんびりムード。だがゴールに向かう途中で厳しいコーナーの連続と、ゴール直前の道幅の狭さからプロトンはひどい団子状態でカオス。

その中でジェイコ・アルウラーとアルペシン・ドゥクーニンクがそれぞれ2名のトレインで先頭に。だが彼らとは逆サイドの後方からカヴェンディッシュがゴールへ爆進!はたしてその結末は?

第7ステージのコース

下の記事でコース紹介と当たらない優勝予想を書いておいたので見ておいてほしい。

感想・ハイライト

ワウト・ファン・アールトは今日は回復走

昨日の第6ステージで1日中仕事をし続け、最後は限界状態でフラついていたワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)。今日はさすがにお役御免で、ゴールが近づきヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)を守るユンボ・ヴィズマのトレインが形成されたが、それに加わらずプロトン最後尾でのんびりと走っていた。

一方、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)を守るはずのUAEトレインはというと、その時点ではもう姿かたちもなくポガチャル一人でヴィンゲゴーの後ろについていた。平坦ステージでもUAEの安定した仕事ぶりが光った。

ゴール前でカヴェンディッシュが後方からロングスプリント!

上でも書いたが今日のゴール前は、それまでの鋭角なコーナーの連続という危なさとゴール直前の道の狭さとが作り出す難しさでカオスな状態。

ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージ

そんな中でも最終局面でやはりマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)がヤスパー・フィリプセン(JasperPhilipsen)を連れて抜け出すも、横からディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)を連れたジェイコ・アルウラーが並ぶ。

この時点でカヴェンディッシュは画面から消えている。

ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージ

ジェイコ・アルウラーのアシストが先に力尽きるも、マチューはまだ鬼の牽引を続ける。そのときカヴェンディッシュは上画像の位置。ギルマイの後ろだ。

そしてマチューがフィリプセンを発射しようとしたその直前、カヴェンディッシュが意表をつくロングスプリントをスタート!

ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージのマーク・カヴェンディッシュ
ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージのマーク・カヴェンディッシュ

🐷「カヴェンディッシュキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ついに歴史が動くのかあああ!!」

この結末は次の動画で。

🐷「うああああああああ!!フィリプセンつええええ!!」

(´・ω・`)カヴェンディッシュ惜しかった・・・記録更新ならず!

だがゴール前までは集団に飲み込まれ埋没していて、ゴール直前でもギルマイとおなじく一人での戦いとなっていたにもかかわらず、よくあそこからロングスパートをしかけられたものだと感心したし、「35」という数字が見えた一瞬には思わず叫んだ。だがやはりスプリントの距離が長すぎた。

ロードレース2023ツール・ド・フランス第7ステージ

またこの画像でわかるとおり、フィリプセンはカヴェンディッシュの加速を見逃さなかった。一瞬でカヴェンディッシュの背中を取るべきと判断し、走行ラインを変更している。このフィリプセンの冷静さと瞬時の判断力、さすが現代のトップスプリンターだ。

ただそれが斜行っぽくなり、ギルマイを妨害したのかではないかとの疑いもあったが第3ステージのような審議には至らなかった。(過去記事:ゴール後に審議へ!降格処分?2023ツール・ド・フランス第3ステージの感想・結果・ハイライト動画

カヴェンディッシュはマチューとフィリプセンのコンビの力に敗北したものの、やはりその勝負感と強さは健在。まだ今後もチャンスはあるだけにこれからに期待できるフィニッシュとなった。ただやはりたたでさえアスタナのトレインは力不足なのは否めないうえに、ベテランのルイス・レオン・サンチェスがリタイアですでにいないため、さらにパワーダウンしているのが痛い。

さて、上で掲載した第7ステージのコースの紹介記事の中で、

優勝予想はやはり手堅くヤスパー・フィリプセン。

と書いたので的中。🐷も今大会第4ステージに続いて2勝目(?)だ。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Jasper Philipsen Alpecin-Deceuninck1位との差
2Mark Cavendish Astana Qazaqstan Team,,
3Biniam Girmay Intermarché – Circus – Wanty,,
4Luca Mozzato Team Arkéa Samsic,,
5Dylan Groenewegen Team Jayco AlUla,,
6Jordi Meeus BORA – hansgrohe,,
7Phil Bauhaus Bahrain – Victorious,,
8Bryan Coquard Cofidis,,
9Alexander Kristoff Uno-X Pro Cycling Team,,
10Mads Pedersen Lidl – Trek,,

総合トップ10

1Jonas Vingegaard Jumbo-Visma1位との差
2Tadej Pogačar UAE Team Emirates0:25
3Jai Hindley BORA – hansgrohe1:34
4Simon Yates Team Jayco AlUla3:14
5Carlos Rodríguez INEOS Grenadiers3:30
6Adam Yates UAE Team Emirates3:40
7David Gaudu Groupama – FDJ4:03
8Romain Bardet Team dsm – firmenich4:43
9Thomas Pidcock INEOS Grenadiers,,
10Sepp Kuss Jumbo-Visma5:28

各賞ジャージ

ジャージ選手名チーム名
マイヨ・ジョーヌ(総合首位)ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(JasperPhilipsen)Alpecin-Deceuninck
マイヨブランポワルージュ(山岳賞)ニールソン・ポーレス(Neilson Powless)EF Education-EasyPost
マイヨ・ブラン(新人賞:25歳以下)タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
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6 Comments

  1. モルコフ母が最終日にヤコブセンを裏切って(バレない程度に)カヴのアシストとか?
    もしくはGの意思を受け継いだイギリスチームイネオスの高速トレインとかとか!?
    いずれにせよ勝てなかった場合の最終日はジロの再来がありそうな予感…

    • もしジロのようにシャンゼリゼで記録更新となれば本当にとんでもない騒ぎになりそう・・・
      マイヨジョーヌのお祝いを食っちゃうよ!

      そのためにも、最終日はこっそりレンショーがプロトンにまざり・・・

  2. うーんんん。。。
    カヴェンディッシュはメカトラで変速がうまくいかなかったんですね。。。

    • 12速⇔11速の変更にトラブルがあったみたいブヒね。
      あの飛び出しはすばらしいものがあっただけに本当に残念。
      やはりツールで勝つには心技体だけでなく運も必要ということか・・・

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