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2023ツール・ド・フランス第16ステージ

狂気のタイム差!2023ツール・ド・フランス第16ステージの感想・結果・ハイライト動画

頭がおかしくなるほどの狂気のタイムで圧勝!2023ツール・ド・フランス第16ステージの感想・結果・ハイライト動画

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とんでもないことになった。昨夜の2023ツール・ド・フランス第16ステージは個人タイムトライアルだったわけだが、今大会で最も衝撃的なレースとなった。本当にもう「狂っている」としかいいようがない。そんな驚愕(狂愕?)の走りだった・・・

第16ステージのコース

いつもどおりこちらで。

感想・ハイライト

ワウト・ファン・アールトがトップタイム!

ポガチャルがスタート!

背筋が凍る!ヴィンゲゴーがスタート!

上のポガチャルの動画と見比べてほしい。スタートした瞬間からの力の入り方が全然違う様子がわかると思う。その後のカーブへの突っ込み方も落車ギリギリの限界を攻める!

見ているだけでいつ落車してもおかしくないような鬼気迫る走りだ。ファンはコーナーがくるたびに背筋が凍る思いだっただろう。

そしてとにかくヴィンゲゴーが早すぎる。

ポガチャルも第1計測、第2計測と順調に大きなタイム差でトップタイムを更新していく。だがそのポガチャルの叩き出したタイムをヴィンゲゴーがさらに圧倒的なタイムで更新する!

ポガチャルはバイク交換で激坂に全てをかける!

ヴィンゲゴーがとんでもない速度で走っているため、ポガチャルはどんどんタイム差が広がり不利な状況。激坂区間で有利なノーマルバイクに乗り換えて、終盤でタイム差を挽回する作戦!

一方でヴィンゲゴーもバイク交換するのか注目されたが、ヴィンゲゴーは交換なし!TTバイクで激坂区間を攻める!

衝撃と狂気のタイム差!

そもそも二人だけ全く別次元のタイムトライアルをしているのだが、それでもヴィンゲゴーがあまりにも速すぎる!

ヴィンゲゴーが最大のライバルのポガチャルに1分38秒の大差をつけて圧勝!なんやこの強さ・・・

まるでこの日に全てを賭けていたとしか思えないような走り。これまでのステージはこの日のために体力を温存し、無茶をしないで走っていたのか?

一方でポガチャルは、手首の骨折でTTバイクのトレーニングが不足していたのかもしれない。ヴィンゲゴーがいなければ、ポガチャルが圧勝していただけに調子は決して悪くなかったはず。それでも本来なら考えられないようなこんな大差をついたということはTTトレーニングの差が出たのかもしれない。

ポガチャルもツール前に高強度のインターバルのトレーニングは積んできて、だからこその連日のアタックだったはずで、それも効果を発揮していた。だがTTバイクはそれとはトレーニングの方法論が全く異なるのかも?素人なのでよくわからないが。

とにかく「ヴィンゲゴーが完璧だった」というしかない。

これでヴィンゲゴーにバッドデーがこない限り、ほぼ実質的に今年のツール・ド・フランスの総合優勝は決まったと言えるだろう。さすがのポガチャルでもこのタイム差をこれから覆すのはなにか奇跡でも起きないと相当困難だ。いやフラグでもなんでもなくて現実的な話でね・・・

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Jonas Vingegaard Jumbo-Visma1位との差
2Tadej Pogačar UAE Team Emirates1:38
3Wout van Aert Jumbo-Visma2:51
4Pello Bilbao Bahrain – Victorious2:55
5Simon Yates Team Jayco AlUla2:58
6Rémi Cavagna Soudal – Quick Step3:06
7Adam Yates UAE Team Emirates3:12
8Mattias Skjelmose Lidl – Trek3:21
9Mads Pedersen Lidl – Trek3:31
10David Gaudu Groupama – FDJ,,

総合トップ10

1Jonas Vingegaard Jumbo-Visma1位との差
2Tadej Pogačar UAE Team Emirates1:48
3Adam Yates UAE Team Emirates8:52
4Carlos Rodríguez INEOS Grenadiers8:57
5Jai Hindley BORA – hansgrohe11:15
6Sepp Kuss Jumbo-Visma12:56
7Pello Bilbao Bahrain – Victorious13:06
8Simon Yates Team Jayco AlUla13:46
9David Gaudu Groupama – FDJ17:38
10Felix Gall AG2R Citroën Team18:19

各賞ジャージ

ジャージ選手名チーム名
マイヨ・ジョーヌ(総合首位)ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(JasperPhilipsen)Alpecin-Deceuninck
マイヨブランポワルージュ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone)Lidl-Trek
マイヨ・ブラン(新人賞:25歳以下)タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
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6 Comments

  1. リエージュでの手首骨折で実質ぶっつけ本番だったポガチャルとここに向けて完璧な調整で仕上げてきたヴィンゲゴー。調整の差が誤魔化しの効かない個人TTで如実に現れてしまいましたね。(ヴィンゲゴーが50秒差くらい付けると予想してましたがここまで付くとは…)

    でも、万全の状態のレムコがこのTT走ったら軽くヴィンゲゴーのタイムを上回ってしまいそうなんだよなぁ……。

    • おぉ、けっこう大差を予想してたのブヒね。でもそれを悠々と越えてくるとは・・・
      ブタは、「いうて10~20秒ぐらいやろ」と思ってたので、第1、第2計測の時点でもう脳内がめちゃくちゃになったブヒ。

    • もう第1計測の時点で世界中の人間が「ファッ!?」と頭混乱してたはず・・・
      あの二人異次元すぎ、そしてヴィンゲゴーほんと狂ってるわ・・・

  2. ヴィンゲゴーがここまで仕上げてきていたとは…。アシスト陣含めて、今年のツールは訳わかんねえなって感じです。

    • ほんと凄まじい走りだったブヒね・・・鬼気迫るとはまさにあの走りのこと。
      とにかくまず今日の最難関ステージがどうなるか。もしここでポガチャルがタイム差を大きく縮小させることになれば、これはますます今年はわけがわからなくなるブヒね・・
      でもそんなカオスな展開を期待!

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