カヴェンディッシュが現役続行を発表！

今年のジロ・デ・イタリア中に今年いっぱいでの引退を表明していたマーク・カヴェンディッシュ（Mark Cavendish）が、ついに正式に引退を撤回。「ワンモアイヤー」の発表を行った。次の動画などを見てほしい。

これまでも海外メディアでマーク・カヴェンディッシュは現役続行の可能性大との報道がなされてきたわけだが、まさにその通りとなった。

上の動画の中でマーク・カヴェンディッシュが言うには、今年のツール・ド・フランスで落車し鎖骨骨折でリタイアとなったとき、チームのボスであるアレクサンドル・ヴィノクロフから「もう1年やったら？」と言われても、カヴェンディッシュは「ないない。それはない」と否定したようだ。

しかしその後帰宅したときに自分の子供に「パパはどうしたらいい？」と質問したら、子供は「現役続行でええやん。それであかんの？」と答えたとのこと。そして今回の発表につながった。

またヴィノクロフ大佐は、そんな38歳の史上最高のレジェンドスプリンターが来年のツール・ド・フランスでその最多勝記録の単独1位（現時点ではエディ・メルクスと並ぶ1位）を実現するためのチームづくりについて次のように述べる。

While this season Mark’s arrival in the team was quite unexpected, then for the next year we are preparing thoroughly, seriously reviewing the squad, strengthening the sprint direction, making personnel changes.

訳「今シーズンのマーク・カヴェンディッシュの加入はかなりの想定外やったからね、チームとしてはカヴェンディッシュのためのチームづくりが準備できてへんかったんよ。でも来年に向けてガチでカヴェンディッシュのために準備をしているところや。本気でチーム構成を見直して、スプリント強化に動いてるんよ。チームを作り変えるで」

このように述べ、来年のツール・ド・フランスではマーク・カヴェンディッシュを中心にした、カヴェンディッシュのためのメンバー編成で臨むことになりそうだ。もちろんそうしたチームの変化は、ツール以外のレースでカヴェンディッシュが勝てる可能性をも高め、それはチームの今年よりも多くのUCIポイントをもたらすことにもつながる