2024ツールのコースについてカヴェンディッシュ「ヤバすぎ。過去最高に過酷」
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今年のジロ・デ・イタリア中に今年限りでの引退を表明したマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)。しかしその後ツール・ド・フランスは無念の骨折リタイア。そしてしばらく静養の後、少し前に引退を撤回し、もう1年現役を続けることを発表していた。次の記事を再び読んでおいてほしい。
過去記事:カヴェンディッシュが現役続行を発表!
所属チームのアスタナ・カザクスタン(Astana Qazaqstan)の来年の最優先目標はもちろんカヴェンディッシュのツール・ド・フランスの勝利。現在エディ・メルクスと並んで1位のツール最多勝記録について、単独首位となり歴史を更新すべくスプリント勝利を目指す。全てはカヴェンディッシュの勝利のためにチームの改革と補強を行っている。
そんなカヴェンディッシュが、「クライマーの祭典」と表現しても過言ではない来年度の2024ツール・ド・フランスのコースについて、「ショックを受けた。ヤバイ」とその感想を語る。
情報源:Mark Cavendish ‘in shock’ at ‘toughest’ Tour de France route
その2024ツール・ド・フランスのコースの全貌については下の記事を見てほしい。
獲得標高5万2230m!2024ツール・ド・フランスのコースが発表。個人TT2回、山岳ステージ7つ、32kmのグラベルも
カヴェンディッシュはこの動画の通り昨日のツールのプレゼンに参加。そこでもベテランとしてしっかり後輩を指導。
マーク・カヴェンディッシュがマイケル・マシューズにネクタイの結び方を教えてるところ?#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #ツール・ド・フランス #ジロ #ブエルタ #jspocycle #gcn #世界選手権 https://t.co/dcyGQyTLRa
— バイクニュースマグ@ワイアードの豚 (@BikeNewsMag) October 25, 2023
そのカヴェンディッシュだが来年のツールについて次のように話す。
“It’s so hard. I am actually in a bit of shock,”
訳「めっちゃヤバい。ぶっちゃけちょっとショック受けたわ」
“It might be the hardest route I’ve ever seen at the Tour de France.”
訳「最も過酷なツールかもしれへん、少なくとも自分の中でこんなタフなコースのツールは知らんわ」
上のコース紹介でも書いたが、例年通りスプリンターのための平坦ステージはしっかりと用意されている。その数は8つ。それだけあればスプリンターには十分な数だろうとも思える。
しかしその平坦ステージにたどりつけるか、そして平坦ステージで実際にスプリント勝負に絡めるかどうか、来年はそれが難しいコース設定となっている。
というのもまず大会初日の第1ステージから獲得標高3600mという難易度。続く第2ステージではゴールまで残り40kmとなったあたりで、最大斜度16%の激坂を含む登りを2回登る。その2回めは残り10kmあたり。ピュアスプリンターが確実に遅れる厳しさのため、スプリンターチームが全力でエースを引っ張っても先頭集団に追いつくのは難しいのではないか。
そしてその後も第4ステージではガリビエ峠がいきなりの登場など、とにかく来年のツールは第1週目からスプリンターにとってはまるで超級山岳ステージの連続のようなコース設定となっている。スプリンターにとっては全てが過酷なステージだらけ。もちろん各ステージでタイムアウト失格は避けたい。
だからこそのカヴェンディッシュは今回のような感想となっているのだろう。
ちょっと今回のコース設定は、スプリンターには可哀そうですね・・恐らく2018年の様に脱落者が多くなるかと。最後の手段は奥の手はスティッキーボトル作戦しかない!!
スプリンターが大量タイムアウトになったステージあったブヒね!デマールとかが失格だったと記憶。
やはりスティッキーボトル‥‥!! スティッキーボトルは全てを解決する‥‥!!
五大山脈フルコンプ&TTですら山登りさせられた今年に比べれば多少は・・・と思ってる時点で感覚が麻痺してるのでしょう
今年も最初からアップダウン多かったし、山岳ステージも多かったけど、それでもカヴェンディッシュ的には来年のほうがきついという感想みたいブヒね。
初週からガリビエがあることと、最終週の山岳が今年よりも厳しいっぽいことが、そうした感想にしたのかも。