Raphaは22億円損失で6年連続で赤字
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コロナ禍での過熱気味だった自転車ブームが過ぎ去り、最近は自転車業界の苦境を伝えるニュースが多くなっている。業界全体としてはコロナでの需要が落ち着いたというところだが、実際は欧米の物価高と必要な生活費の上昇が自転車や関連用品を買おうという心理に暗い影を落としているといえよう。
そんな中、🐷が昔から愛用している英国のアパレルブランドRaphaは6年連続の赤字となることが明らかになった。
情報源:Rapha announces loss of £12 million, citing cost of living and supply chain concerns
英国政府の情報で明らかになったのは、Raphaを展開するCarpegna Limitedの2023年1月29日までの1年間の損失が税処理前で1200万ポンド(約22億2000万円)にのぼったということだ。そして税処理後の損失額は1060万ポンド(約19億6000万円)となった。また売上高は前年度は1億3100万ポンド(約242億円)だったのが、今年度では1億1800万ポンド(約218億円)へ減少した。
ちなみに前年度は税処理前で1050万ポンド(約19億4000万円)の赤字、その前々年度は700万ポンド(約13億円)の赤字だった。
ともあれこれでRaphaは6年連続の赤字となった。なしとげたぜ。
こうした赤字の背景には、上述のようにコロナで過熱した一時的なブームの落ち込み、欧米での物価高による生活費の上昇そして企業としての諸経費の増加があるとの分析だ。
そうした自転車業界全体で厳しい状況となっている中でも、Rapha側や独立監査法人が言うには「Raphaはよく持ちこたえてきた」「今後の成長について疑う余地はない」とポジティブな姿勢を見せている。