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アブダビ(ABU DHABI)

サウジアラビアがロードレース改革に400億円出資か。「One Cycling」改革プロジェクトの実現なるか

サウジアラビアが400億円を投資し、ロードレース改革へ動き出す?

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昨年の後半にユンボ・ヴィズマ(現チーム・ヴィズマ・リースアバイク)とスーダル・クイックステップとが合併するという衝撃的なニュースが突如世界を賑わせた。だが実際にはそれが実現することはなく現状の通りとなったわけだが、そのニュースの本質は、両チームの首脳陣とスポンサーが、ロードレース改革を行おうとしている点にあった。

そして先日国際メディアのロイターが報道したニュースでは、ロードレース改革のためにサウジアラビアが関与する投資企業が2億7000万ドル(約400億円)を投資するのではないかというものがあった。次の記事がそれだ。

ロイター:Exclusive: Saudi Arabia closes in on deal to create new cycling league – sources

ロイターの記事では、サウジアラビア公共投資基金(PIF:Public Investment Fund)の子会社であるSRJスポーツ・インベストメンツ社(SRJスポーツ・インベストメンツ社)が、ヴィズマ・リースアバイクらが複数のチームが画策するロードレース改革プロジェクト「One Cycling」に投資する交渉を始めているとのこと。

回のサウジアラビア側の動きは、同国の政策に大きな関わりがある。というのも、2023年の8月にサウジアラビアのサウジアラビア公共投資基金は、その子会社としてSRJスポーツ・インベストメンツ社を設立した。これは、名前のとおりスポーツを観光資源として強化するための企業であり、この動きはPIFが長期的にかつ優先的に投資する分野としてスポーツを据えているという戦略に基づくものだ。

ただ現時点で実際に上述2億7000万ドルもの投資の話がまとまったというわけではないようだ。

またOne Cyclingプロジェクトには8つのチームが参加しようとしているようだ。その8つのうち6チームは、

  • Team Visma | Lease a Bike
  • INEOS Grenadiers
  • EF Education-EasyPost
  • Lidl-Trek
  • Bora-hansgrohe
  • SoudalーQuickStep

と言われている。これまでの報道とチーム首脳の発言などからヴィズマとスーダルの2チームが主導している立場であると考えられる。

スーダルとEF以外の4チームは、ワールドチームの中でも予算額の多さトップ5に入るチームといってもいいのではないか。

ただしこれら以外のチームは利益の配分や財政面でのリスクのためにあまり乗り気ではないもよう。

またツール・ド・フランスの主催者にしてブエルタをも管理するASOと、ジロ・デ・イタリアを主催するRCS SportはOne Cyclingにはまだ関与していない。

一方で、ロンド・ファン・フランデレンなどベルギー石畳クラシックの多くを主催するFlanders ClassicsはOne Cyclingに関与しているようだ。スーダル・クイックステップとの協力しつつあるのかもしれない。

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