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ナイロ・キンタナと2024ジロ・デ・イタリア第15ステージ

最凶決戦!2024ジロ・デ・イタリア第15ステージのレビュー、結果、ハイライト動画

最凶決戦!2024ジロ・デ・イタリア第15ステージのレビュー、結果、ハイライト動画

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昨夜の2024ジロ・デ・イタリア第15ステージは、今大会最長の222km、さらに1日の獲得標高が今大会最大の5400mという間違いなく今大会最凶のステージといえるものだった。

今大会最凶の第15ステージのコース: 獲得標高5400m!!

ロードレース2024ジロ・デ・イタリア第15ステージのコースプロフィール

感想・ハイライト

50人超の逃げ!

先頭の逃げが6人。さらに追走が約50人弱の逃げが形成。ポガチャル含むメイン集団は4分以上のタイム差を容認。

その巨大な追走集団の中には、ジョナタン・ナルバエス、ジュリアン・アラフィリップ、ナイロ・キンタナなど。

アラフィリップとシマノカー

ロードレース2024ジロ・デ・イタリア第15ステージのジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)

序盤から先行する逃げを追う追走集団に入っていたジュリアン・アラフィリップ。途中でパンクしてしまうがチームカーがなかなか来られなかったので近くにいたシマノのニュートラルサービスを利用。

アラフィリップ「これ使えるんか?」

なおこの時点ではまだゴールまで140kmもあったため、交換されたフロントホイールもレース展開としても特に問題はなかった。

そのアラフィリップだが、レース前には第12ステージの復活勝利を演出してくれた戦友に粋なプレゼントをしている。

村長キンタナが飛び立つ!

レース先頭の少人数の逃げとそれを追走する巨大な追走集団、そしてポガチャルらのメイン集団という構図のままレースが進んでいくが、最後の連続1級山岳に向けて逃げが少しずつ瓦解していく。巨大な追走集団もどんどん人数を減らしていき、また先行する逃げも力尽きていき、彼らも1つになり、やがて10人ほどの逃げ集団と変化する。

その中からまずはEF Education-EasyPostのゲオルグ・シュタインハウザーがアタック。

そしてそれを追いかけたのはナイロ・キンタナただ一人!キンタナは最近調子の良さを試すような走りをしていたので状態がとてもいいのだと思う。最初からこのステージに照準をあわせていたのかもしれない。

そんなキンタナだがやはり力を取り戻しつつあるのか、先行するシュタインハウザーを難なく捕まえ追い抜くことに成功。そのままシュタインハウザーを力強い走りで置き去りにして独走態勢に。ついに強いコロンビアの英雄が戻ってきた。

そしてその3分後方では・・・

ポガチャルいったああああああああ!

チェックしようとしたボーラ・ハンスグローエのダニエル・マルティネスも無理で、ここからポガチャルによるキンタナへの無慈悲な追走がスタート!

またDSMのエース、ロマン・バルデもポガチャルの後からアタックをかける。個人TT能力が劣るバルデは第14ステージの個人TTで他の総合勢からタイムを大きく失ってしまったが、それでも総合8位。今後も厳しい山岳ステージが続くため、まだまだ総合表彰台の可能性はゼロとは言えない。

もはや個人的には、ポガチャルどうこうは脇において、「バルデ vs ポガチャル以外の総合トップ10選手」という構図でジロを見るほうがおもしろいと思っている。バルデが総合争いを引っ掻き回すという面白さだ。

最後の1級山岳でキンタナ vs ポガチャル!

キンタナの後方から異次元の速さで登るポガチャル。それでもキンタナはゴールから数えて2つ目の1級山岳Passo di Foscagnoを先頭でクリア。そこから少し下って、最後の1級山岳へ向かう。その時点でポガチャルとの差は40秒ほど。

個人的にはキンタナは下りもけっこうイケると思っている。そしてポガチャルも決して無理をせず安全に下るだろうと思っていた。それに特別長い下りでもない。したがって下りでポガチャルがタイムをつめることはないだろうと予想していた。

実際にポガチャルは下りを無理して攻めることなく、キンタナとの差も縮まらなかった。下りきるとあとは最後の1級山岳リヴィーニョだけ。距離4.7km、平均7.6%だ。

キンタナがなんとか逃げ切れるか?

🐷「(‘A`)アカン・・・」

🐷「そらまぁそうなるわ・・・」

だが今日のキンタナはほんと強かった。この調子だとまだ後の山岳ステージを狙ってきそうだ。そしてこれからのグランツールでも全盛期のような活躍を見せてくれるかもしれない。

コロンビアの某スーパーマン「よし、俺もやるか!」

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates1位との差
2Nairo Quintana Movistar Team0:29
3Georg Steinhauser EF Education – EasyPost2:32
4Romain Bardet Team dsm-firmenich PostNL2:47
5Felipe martínez Daniel BORA – hansgrohe2:50
6Geraint Thomas INEOS Grenadiers,,
7Einer Rubio Movistar Team2:58
8Ben O’connor Decathlon AG2R La Mondiale Team,,
9Thymen Arensman INEOS Grenadiers3:05
10Jan Hirt Soudal Quick-Step3:20

総合トップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates1位との差
2Geraint Thomas INEOS Grenadiers6:41
3Felipe martínez Daniel BORA – hansgrohe6:56
4Ben O’connor Decathlon AG2R La Mondiale Team7:43
5Antonio Tiberi Bahrain – Victorious9:26
6Thymen Arensman INEOS Grenadiers9:45
7Romain Bardet Team dsm-firmenich PostNL10:49
8Filippo Zana Team Jayco AlUla11:11
9Einer Rubio Movistar Team12:13
10Jan Hirt Soudal Quick-Step13:11

各賞1位

総合1位Tadej Pogačar(UAE-TeamEmirates)
ポイント賞1位Jonathan Milan(Lidl-Trek)
山岳賞1位Tadej Pogačar(UAE-TeamEmirates)
新人賞1位Antonio Tiberi(Bahrain Victorious)
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2 Comments

  1. ポガチャル「人☆類☆最☆強」

    ヴィンゲゴー・ログリッチ・レムコ「異議あり!!!」

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