ソレル大逆転か！？2024ドーフィネ第7ステージの結果とハイライト動画

2024クリテリウム・デュ・ドーフィネは昨日の第6ステージから山岳3連戦。今夜の第7ステージも、昨日に続いて超級山岳の山頂フィニッシュだ。

その山岳2戦目に独走をしかけたのは意外にも？マルク・ソレルだった。そして最後の超級山岳ではまたしてもボーラ・ハングローエ勢の加速にレムコ・エヴェネプールが遅れる姿が見られた。

第7ステージのコース

感想・ハイライト

マルク・ソレルが大逆転へ！？

今日のスタート前の時点でマルク・ソレルは総合18位。トップから3分45秒差。

そんなソレルがゴールまで残り45kmの1級山岳ラマズ峠でアタック。それにつくのは今年からDSMで走るワレン・バルギル。しかし、その後にバルギルがソレルについていけず後退。ソレルの独走が始まる。

そして残り15kmの時点でマイヨ・ジョーヌのプロトンとは5分差。ゴールの舞台は今日も超級山岳だけにこのまま逃げ切れる可能性は低いだろうが、それでもプロトンでもし大きな落車でもあればソレルが大逆転マイヨ・ジョーヌということもなくはない。

🐷「マルク・ソレルからマイヨ・ソレルか！？」

一方で追走の6名がどうも微妙な牽制というか、いまいちスピードに乗れない感じ。6名もいるのに全くソレルを追い詰めきれない。みんな最後の超級山岳のためにスタミナ温存か。

超級山岳でまたレムコが･･･

ゴールとなるのは登坂距離10km、平均斜度9％の超級山岳。ソレルはずっと自分のペースで走り続ける。追走グループはログリッチらのメイン集団に吸収されつつ、そこからロレンツォ・フォルトゥナートが飛び出してソレルを一人追いかける展開。

そして残り7kmほどとなったとき、

🐷「レムコオオオオオオオ」

昨日の超級山岳に続き今日も超級山岳で遅れるレムコ・エヴェネプール。やはり骨折からの復帰直後ということでまだまだ調子が上がりきっていないのだろう。肉体的にもまだ絞りきれていない感じか？このままの状態でツール・ド・フランスには間に合うのだろうか。

もともと今年初出場となるツールでは総合争いを本気で狙わないようなことも言われていたが、せめてステージ優勝を狙えるコンディションまで仕上げられるだろうか。

ログリッチのグループは確実にマルク・ソレルを追い詰める。残り4kmで1分30秒差までつめよる。すでにこの時点ではもうバーチャルでもソレルの大逆転マイヨ・ジョーヌはこのステージでは消滅している。そしての残り3kmでソレルとの差はもう1分を切る。

粘りに粘り奮闘したソレルだが、ついに残り2kmでログリッチたちに捕まる。ソレルは力尽きてこの集団についていけず後退。

ログリッチグループによるステージ優勝のゴール争い動画がこちら。

レムコは今日だけで1分46秒を失うこととなった。ひょっとしたらレムコはもともと山岳トレーニングとしてドーフィネを利用する計画だったのかもしれない。一定の出力で登る練習という位置づけだったのかも。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1	Primož Roglič	BORA – hansgrohe	1位との差
2	Matteo Jorgenson	Team Visma | Lease a Bike	,,
3	Giulio Ciccone	Lidl – Trek	0:02
4	Oier Lazkano	Movistar Team	,,
5	Derek Gee	Israel – Premier Tech	,,
6	Carlos Rodríguez	INEOS Grenadiers	0:08
7	Santiago Buitrago	Bahrain – Victorious	0:14
8	Laurens de Plus	INEOS Grenadiers	,,
9	Aleksandr Vlasov	BORA – hansgrohe	,,
10	Mikel Landa	Soudal Quick-Step	0:33

総合トップ10

1	Primož Roglič	BORA – hansgrohe	1位との差
2	Matteo Jorgenson	Team Visma | Lease a Bike	1:02
3	Derek Gee	Israel – Premier Tech	1:13
4	Aleksandr Vlasov	BORA – hansgrohe	1:56
5	Carlos Rodríguez	INEOS Grenadiers	1:58
6	Remco Evenepoel	Soudal Quick-Step	2:15
7	Laurens de Plus	INEOS Grenadiers	2:17
8	Oier Lazkano	Movistar Team	2:20
9	Giulio Ciccone	Lidl – Trek	2:54
10	Mikel Landa	Soudal Quick-Step	3:51

各賞1位

総合1位	Primož Roglič（Bora-hansgrohe）
ポイント賞1位	Primož Roglič（Bora-hansgrohe）
山岳賞1位	Primož Roglič（Bora-hansgrohe）
新人賞1位	Matteo Jorgenson（Team Visma | Lease a Bike）