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Giantがパワーメーターなどで有名だったStages Cycling社を買収した。
両者の間には遡ること今年の4月に大きな問題が発生していた。このブログでは書くのをすっかり忘れていたが、Giantの子会社であるAIPS (Advanced Intelligent Perpetual Solutions)社が、Stages Cycling社を相手に未払の報酬金/代金があるとして裁判所に訴えたからだ。AIPSやGiantはStagesの製品を作っていた。両社のStagesに対する債権は1600万ポンド(約30億2700万円)。
しかしそれと同時にStages社の幹部の少なくとも4名がGiantに移籍したことも明らかになった。そしてStages社は実質的に営業を停止している状態、つまり経営破綻状態になっていた。6月には米連邦破産法11条(通称チャプター11)の申請がなされ、正式に法的な倒産手続きに入っていた。Stagesの救済者・買収者を決める競売手続きが始まっていた。
その後7月にはGiantの子会社の1つSpia CyclingがStages社の買収に動いていたことも判明。この時点ですでにGiant社がStages社を買収しようとしている方針が明らかになっていたと言える。
そして昨日、元Stagesの幹部で今はGiantの幹部となった人間が、Spia社によるStagesの買収が成功したことを明らかにした。
Stagesで働いていた下っ端の従業員からすれば、Stages社の元経営陣・幹部のGiantへの移動は「ズルい」と言いたくなるかもしれないが、資本主義だから仕方ないね。