UCIがモータードーピング告発者に報酬を与えるプログラムを導入
UCIがモータードーピングなどの情報提供者に報酬を与えるプログラムを開始へ
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UCIがモータードーピングについての情報をもたらした者に報酬を与え、告発のインセンティブとなるようなプログラムを導入することが明らかになった。
昨日UCIはいろいろな競技分野における2025年のレースカレンダーを承認したことなどを発表した。次のUCI公式ページを見てほしい。
このページの中にいわばモータードーピング告発推進計画みたいな記述があり、そこに次のドキュメント(PDF)へのリンクがある。
UCI公式ドキュメント(PDF直リン):UCI POLICY “Fight against Technological Fraud” Rewards Programme
この告発推進計画は正式には「Fight against Technological Fraud” Rewards Programme」というものであり、頭文字をとって「FATF-RP」と呼称されるプログラムとなっている。
上のドキュメントにはいろいろ書かれているが、最大のポイントはこの部分だろう。
ここには、モータードーピングについての情報をもたらした人間や団体に、UCIから報酬を提供するということが書かれている。その報酬は次3種類だ。
- Material support(Supportと呼ばれる)
- Financial assistance(Financial Assistanceと呼ばれる)
- Monetary or value reward(Rewardと呼ばれる)
これらの報酬は、UCIに価値ある情報を提供し、それによりモータードーピングなどの技術的チート行為の発見、妨害、調査の助けとなる場合に、提供者などに与えられる。
たとえば告発した人間がなんらかの不利益を被るような状況ならば、経済援助(Financial Assistance)がなされるだろう。