レビュー
Rapha
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今年のジロ・デ・イタリアはヨーロッパの火薬庫バルカン半島のアルバニアでスタートするわけだが、みんな覚えているように本来は昨年11月に開催される予定だった大会プレゼンテーションがなぜか今年1月へと延期となった。
だがそのジロに関する発表が再び延期となった。今度はワイルドカード枠の発表が来週へと延期となったのだ。ジロの大会ディレクターであるMauro Vegniが、イタリアメディアTuttobichiwebに対してそのように語ったもよう。
情報源:Unbeliavable… More delays for 2025 Giro d’Italia: Wild cards announcement postponed until next week
本来なら今週末にワイルドカード枠が発表されるはずだったのだが、来週の月曜か火曜かに発表されるとのことだ。なぜ少し遅れるのか、その理由は不明。
今年のジロのワイルドカード枠についていえば、自動的に招待される権利をもつProTeamランキング1位のLottoがすでに辞退を表明(昨年と同じ)しており、同ランキング2位のIsrael-PremierTechは出場予定。よって残りのワイルドカード枠は3つとなっている。その3つの枠と争うのが次の4チームだと考えられている。
つまりこの中から1つあぶれてしまう。
PolitとVFはジロの地元チームであるため優遇されやすい。一方でTudorは大会そのもののスポンサーでもあり関係は深い。またQ36.5はトム・ピドコックがいるわけで大会に参加すればメディアの注目を集めやすいというメリットがある。
こうした事情を調整するのに手間取っているのかもしれない。いやらしい妄想を働かせれば、ひょっとしたら裏でツール・ド・フランス側とワールドカード枠の調整交渉をしている可能性もある。「ジロには出場させられへんけど、ツールには選ばれるよう交渉したので今回は勘弁して」とか。でもそんなことすればツールは地元フランス勢のProTeam(TotalEnergies)を選べなくなるかもしれないわけで。
このような考えをすれば、今年のグランツールで最もワイルドカード枠に注目すべきなのはこのジロ・デ・イタリアなのかもしれない。