フェランプレヴォが約18km独走で優勝！2025女子パリ～ルーベの結果とハイライト動画

昨夜の2025女子パリ～ルーベことパリ～ルーベ・ファムのレビューと結果とハイライト。

コース

ハイライト

残り32kmでノルスゴーがアタック

世界王者ロッタ・コペッキーが動くもライバル勢がガッチリとマークする展開が続き、先頭集団が膠着状態。そのまま最後まで行きそうな気配が漂っていた中で、リドル・トレックのデンマーク人エマ・ノルスゴーが単独で抜け出すことに成功。

だがその後ヴィズマのフランス人フェランプレヴォがノルスゴーを追って集団からフライアウェイ。ノルスゴーに合流し、見事にブリッジを成功させる。

ヴィズマは集団内部に女王マリアンヌ・フォスを潜ませ、最大のライバルにしてSDワークス・プロタイムの最強2枚看板のコペッキやロレーナ・ウィーベスを徹底マークさせる。ウィーベスは今年初開催となった2025女子ミラノ～サンレモ（ミラノ〜サンレモ・ドンネ）で優勝している。

もちろんフォスは集団を引く必要がなくなるため足を温存できる。逆に追わなければならないのがSDワークスやFDJなど。

残り19km、石畳でフェランプレヴォが独走スタート

そしてフェランプレヴォが強い。165cmの自分より大柄なノルスゴーをなんと残り19kmの石畳区間で引きちぎってしまい、ここから独走スタート。

フランス人が1997年以来の優勝！

一方肝心の優勝候補たちが揃う追走集団はやはりみんな牽制状態で膠着したまま。多少アタックがかかったりするが誰も抜け出せないまま。フェランプレヴォ一人の快走を許してしまい、少しずつ差が広がりやがて1分弱にまでタイム差が拡大する。

フェランプレヴォはパリ五輪MTBで金メダルを獲得しておりオフロードはお手の物。パリ～ルーベの最凶区間の1つカルフール・ドラルブでも落ち着いた走りながら、速度を落とすことなくクリア。

そして最後まで危なげなく、そして力強く走り続けて見事に約18kmを独走して優勝。フランス人がフランス最高のモニュメントで勝利したわけで、フランスは大盛りあがりだろう。

なおパリ～ルーベ・ファムでフランス人が優勝したのはフェランプレヴォが初。そして男子パリ～ルーベではフランス人が優勝したのは1997年が最後で、そのときの優勝者は当時FDJのフレデリック・ガドンだった。女子レースではあるものの約30年ぶりにフランスに栄冠（栄石？）がもたらされたわけだ。

レース全体のハイライト動画

結果（トップ10）

1	Pauline Ferrand-prévot	Team Visma | Lease a Bike	1位との差
2	Letizia Borghesi	EF Education-Oatly	0:58
3	Lorena Wiebes	Team SD Worx – Protime	1:01
4	Marianne Vos	Team Visma | Lease a Bike	,,
5	Alison Jackson	EF Education-Oatly	,,
6	Giulia confalonieri Maria	Uno-X Mobility	,,
7	Elise Chabbey	FDJ – SUEZ	1:04
8	Chloé Dygert	CANYON//SRAM zondacrypto	1:06
9	Elisa Balsamo	Lidl – Trek	1:21
10	Chiara Consonni	CANYON//SRAM zondacrypto	,,