ミケル・ランダは椎骨の骨折。2025ジロ・デ・イタリア第1ステージ残り5kmで落車し救急搬送

昨日開幕したばかりの2025ジロ・デ・イタリア。しかしその初日からさっそく不幸な落車が発生した。

最後の3級山岳を下り終えて残り5kmほどとなっ市街地のコーナーでスーダル・クイックステップのエースのミケル・ランダが落車。他の選手もそれに巻き込まれた。その中でランダは立ち上がれず、そのまま体を固定され担架で病院へ搬送された。

2025ジロ第1ステージのミケル・ランダの落車映像

チームから診断結果の発表

そしてスーダル・クイックステップからレース後に病院での診断結果が発表された。

チーム公式ページのアナウンスによると、

 CT scan revealed that Mikel had suffered a stable fracture of the Th 11 vertebra

訳「CTスキャンの結果は第11胸椎（Thoracicvertebra 11）の骨折」

とのことだ。この第11胸椎は脊椎周辺のどの部分かというと下の画像を見てほしい。

脊椎のピンク色の部位のうち下から1番目のところにある骨だ。背骨のほぼ真ん中といえるか。現時点ではこの胸椎骨折がどの程度のものなのか、この骨折以外の負傷や今後の回復にかかる期間などの詳しいことはわからない。そのうちそういった情報も明らかになっていくだろう。

脊椎の骨折ということで全治まで、そして激しいトレーニングをできるようになるまでかなりの時間がかかるかもしれない。またなんらかの小さな後遺症も残るかもしれない。今年のツール・ド・フランスでレムコ・エヴェネプールのアシストをするのも難しくなったか？