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2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージ

ヴィンゲゴーが残り11kmで急襲・独走で2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージをステージ優勝。その結果とハイライト

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージはヨナス・ヴィンゲゴーが残り11kmを独走してステージ優勝。その結果とハイライト

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やはり強すぎる・・・。昨夜の2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージはそう感嘆するしかないレースとなった。

第9ステージのコース

今回の第9ステージは丘陵ステージで山頂フィニッシュ。そのコースプロフィールは次のとおり

走行距離は長めの195.5 km、獲得標高は3311 m。この日の勝負どころは唯一最後の1級山岳のみ。

最後の山頂フィニッシュとなる1級山岳のプロフィールはこのとおり。

これまでの山岳はわりと終盤でも激坂区間があることが多いような気がするが、今回は少し感じが異なり、ゴールに近づくにむけて緩やかになる。

レース展開ハイライトとレビュー

序盤~1級山岳

この日はスタート直後から逃げアタックが頻発もなかなか決まらなかった。しかし20km走ったところで5名の逃げがプロトンから1分30秒以上を稼ぐだすことに成功し、これが決定的な今日の逃げとなった。その5名は次のようなメンバーとなる。

この5名が残り30kmとなる中間スプリントもそのまま通過して最後の1級山岳へ向かう。一方でその中間スプリントの手前でなぜかLidl-Trekがペースアップ。

逃げの5名が中間スプリントのポイントを全てゲットしそうなだけのタイム差があったのでそのポイントを狙うのは変な感じ。なぜ平坦区間でペースアップしたのか。

このLidl-Trekによる活性化で逃げの5名の差が急速に縮小し、1級山岳に入るとプロトンがついに逃げを吸収。

ヴィンゲゴーが奇襲!?UAEが後手!

まだ残り11km以上あるところでTeam Visma | Lease a Bikeいきなり急襲!マッテオ・ジョーゲンソンがヨナス・ヴィンゲゴーをひきつれ後方からLidl-Trekをいっきにまくって、集団との差を広げる!

そしてマッテオ・ジョーゲンソンからヴィンゲゴーが発射!これについていけたのはジュリオ・チッコーネのみ!

あああああああああああ!ヴィンゲゴーいったああああ!!!!

ただ今日のこの登りは序盤が激坂でそこから斜度が少しずつ緩んでいくタイプ。そうなると緩い区間での空気抵抗を考えると集団で走るほうがメリットがありそうだ。

チッコーネは遅れていき、代わりにヴィンゲゴーを追いかけるのはアシストがいなくなったジョアン・アルメイダ、フェリックス・ガル、トム・ピドコックの3名。

しかしそのガルも力尽き、追走はアルメイダとピドコックだけになる。

ヴィンゲゴーとこの2名との差は20秒、30秒と開いていく。またマイヨ・ロホのトースタイン・トレーエンとの差も開いていく。トレーエンとヴィンゲゴーの総合タイムの差は2分33秒。ヴィンゲゴーが差を広げ続けてステージ優勝すればボーナスタイムが得られるため、ヴィンゲゴーが再びマイヨ・ロホを着用する可能性が大きい。

ヴィンゲゴーは11km独走でステージ優勝。

そしてなんとトースタイン・トレーエンが粘りの走りで第3(?)集団とともにフィニッシュ。ヴィンゲゴーと2分以内の遅れにとどめたため、マイヨ・ロホのキープが確定した。

明日は第1休息日となるためトレーエンとBahrain Victoriousは大会2週目をマイヨ・ロホとともにスタートすることができることになった。チームとしては今日のディナーは盛大な祝杯(?)となるだろう。

??「シャンパンも呑んでいいぞ!」

ヴィンゲゴーの走りについての感想

個人的な今日の展開予想は、ここ数日のようにTeam Visma | Lease a Bikeは逃げ切りを容認しつつヴィンゲゴーもアタックするけど、途中で脚を緩めて最後は他選手といっしょにゴールという感じというものだった。独走勝利する可能性も少しは考えていたが、まぁ可能性は低いだろうと思っていた。なぜなら、これまでのところ第1週目Team Visma | Lease a Bikeが本気でマイヨ・ロホを狙っているような感じがしなかったから。

今日のTeam Visma | Lease a Bikeのミーティング内容はどうだったのだろう。調子よければステージ優勝狙うのが基本で、「マイヨ・ロホ獲得してしまってもしゃーない」ぐらいの感じだったのだろうか。ひょっとしたらトレーエンとの差は1分以内にしとくというのが最優先目標だったのかもしれない。今後どのようなトラブルが起こるかわからないので、大きなタイム差が開いたままなのを嫌ったのかも。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

順位選手チームタイム
1Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike1位のタイム
2Thomas PidcockQ36.5 Pro Cycling Team0:24
3João AlmeidaUAE Team Emirates – XRG,,
4Felix GallDecathlon AG2R La Mondiale Team1:02
5Raúl García PiernaArkéa – B&B Hotels1:46
6Marc SolerUAE Team Emirates – XRG,,
7Giulio CicconeLidl – Trek,,
8Markel BelokiEF Education – EasyPost,,
9Jai HindleyRed Bull – BORA – hansgrohe,,
10Lorenzo FortunatoXDS Astana Team,,

総合トップ10

順位選手チームタイム差
1Torstein TræenBahrain – Victorious1位との差
2Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike0:37
3João AlmeidaUAE Team Emirates – XRG1:15
4Thomas PidcockQ36.5 Pro Cycling Team1:35
5Felix GallDecathlon AG2R La Mondiale Team2:14
6Giulio CicconeLidl – Trek2:42
7Lorenzo FortunatoXDS Astana Team2:47
8Matteo JorgensonTeam Visma | Lease a Bike2:49
9Jai HindleyRed Bull – BORA – hansgrohe2:53
10Giulio PellizzariRed Bull – BORA – hansgrohe,,

各賞1位

総合1位Torstein Træen(Bahrain – Victorious)
ポイント賞1位Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞1位Jay Vine(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞1位Giulio Pellizzari(Red Bull – BORA – hansgrohe)


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