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来年のブエルタ・ア・エスパーニャとの契約交渉をカナリア諸島側が中止!
来年度のブエルタ・ア・エスパーニャの全日程・全コースの発表は12月7日が予定されている。一方でそのグランデパールはすでに発表されており、モナコ公国がスターと地点となる。第1ステージはF1のモナコGPで有名なコースを使う個人TTとなっている。
→2026ブエルタはモナコ公国スタートでF1サーキットでの第1ステージの個人TTコースが発表
その来年のブエルタだが過去記事【スペインのカナリア島「Israel-PremierTechが参加するなら来年のブエルタはNoだ」】で紹介したように、1988年以来ようやくカナリア諸島にブエルタが戻って来る予定になっていのだが、今年のブエルタで対イスラエルのデモが激化し大混乱となったのを受けて、そのカナリア諸島の評議会もイスラエルに関係のあるチームの参加は認めないという考えを表明していた。
だがIsrael-PremierTechからはそのオーナーの大富豪シルヴァン・アダムスがチーム運営にはもはや関与しないと表明し、来年からはイスラエルとの関係もなくなると思われる。
それならば同チームが来年のブエルタに参加しても問題ないのでは?と考えられるわけだが、カナリア諸島とブエルタ・ア・エスパーニャ主催者との契約は無期限の中止となると報じられている。
スペインメディアのASの報道によれば、カナリア諸島側は来年に向けたIsrael-PremierTechのチーム運営の変化を認めるものの、「それでも現時点でのオーナーはいまだにシルヴァン・アダムスのままとなっている」、「来年のブエルタにもその状態のまま再びやってくる可能性が否定できない」と主張しているようだ。
これは、今後同チームとイスラエルとの関係が完全に断ち切れたと彼らが確信するまではカナリア諸島にブエルタは断固としてやってこさせないということなのだろう。
その結果、カナリア諸島はブエルタ側との契約を最終段階でとりやめたとのこと。その契約は本来なら650万ユーロ(約11億7500万円)もの契約だったらしい。
カナリア諸島は来年のブエルタの第3週目に登場する予定だったため、その代わりにどの地域がコースになるのかが今後の注目となる。
また来年のブエルタは、F1スペインGPが2026年より開催地がバルセロナから首都マドリードに変更したことを受けて、そのF1GPとブエルタの最終日の日程が被ってしまうことになる。そのため、首都マドリードにブエルタがゴールする可能性は低いと考えられる。
だったらバルセロナでいいのでは?と思ってしまうが、実はアンダルシアが最終日のゴールとして噂されているようだ。
果たして12/7の大会プレゼンテーションではどのようなコースが発表されるのか、12/1日発表のジロ・デ・イタリアに続いて楽しみとなる。
なお来年のグランツールについては、すでにツール・ド・フランスがその全日程・全コースを発表ずみだ。