レビュー

Rapha







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オイルマネーの力で、UAEが2028世界選手権のために人工の丘を複数建設中。タデイ・ポガチャル優勝のためのコースとなるか?
驚くべき情報があがってきた。2028年世界選手権ロードレースはアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ開催されるわけだが、現地ではなんと人工の丘を作る作業が進んでいるもよう。
海外報道ではまずベルギーメディアのHet Laatste Nieuwsが、UAEによってF1のヤス・マリーナ・サーキット(Yas Marina Circuit)のとなりに、人工的な丘(山)が作成されつつあるとの報道がなされた。
そしてスペインメディアのMarcaがそれを実際に確かめたところ、なんとそうした丘(山)は1つではなく複数作られつつあるとのこと。それらはレジャーで有名なHudayriyat島に建設されつつある。
またHudayriyat島のそすいた人工的な登り以外にも、大会で最も決定的な登りとされるのが、首都アブダビの南東に広がるAl Wathbaという湿地帯にできる人工の丘(Al Wathba Climb?)のようだ。
その丘は2023年に工事が始まっていて、どんどん着実に大きくなっているもよう。最終的には距離が約3.8km、平均斜度6.5%、終盤の1kmは斜度11%が続き、ラスト250mは13%にもなる激坂となる設計のようだ。
🐷「中東マネーはマジですごいわ。こんなん日本やったら絶対無理やで・・・」
2026はカナダのモンレアル、2027はフランスのアルプス、そして2028年が上述のようなパンチのある登りのコースとなれば、今後3年はポガチャルに有利なコースが続く。つまり登れるスプリンター以外のピュアスプリンターには無縁の世界選手権が続く。
かつてピーター・サガンが史上初の世界選三連覇という偉業を達成したのが2015~2017年。そのときの真ん中、2016年世界選は中東のドーハで行われほぼド平坦のコースだった。
そのときはマーク・カヴェンディッシュが最後の最後でスプリントのライン選択のミスによってサガンに敗北したのだった。そのときのハイライト動画が下のものだ。
2015年と2017年の世界選については短い登りがひたすら続くような獲得標高が多いコースだった。
そしてピュアスプリンターが勝てる世界選手権はこの2016年が最後となってる。ただし登れるスプリンターは勝てる(勝った)コースは複数あった。そして2028年もこの調子ならどうやら登れないスプリンターには関係のない大会となる。
10年以上スプリンターが勝てない世界選が続くことにピュアスプリンターの一角ティム・メルリール(Tim Merlier)は失望を隠しきれない様子とのことだ。