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Rapha


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シマノの2025年度の年間決算。売上停滞も配当額は過去最高
先日の記事「デュラエース/アルテグラのクランクの集団訴訟が和解で正式に決着。その和解の内容とは?」で、北米市場におけるデュラエース/アルテグラクランクのリコール問題に決着がついたことを紹介したところだが、そのシマノが2025年度の決算を発表した。
シマノ公式ページ(PDF直リン):2025年12月期決算短信 [日本基準](連結)
まずシマノ全体(自転車も釣具も含む)での連結会計年度(2025年1月~同12月)における利益の報告は次のようになる。
| 項目 | 額 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4662億4300万円 | + 3.4% |
| 営業利益 | 516億7700万円 | – 20.6% |
| 経常利益 | 470億2900万円 | – 52.3% |
| 純利益 (親会社株主帰属分) | 339億9100万円 | – 55.5% |
このように売上高は微増も、営業利益・経常利益などは大幅減となった。しかし株主への年間配当額は前期比24円増の363円で過去最高額となっている。
そして上記決算に書かれている自転車事業分野における各地域の販売状況をまとめると次のようになる。
| ヨーロッパ | 完成車の店頭販売は堅調も、市場在庫はやや高めの水準で推移 |
| 北米 | 経済の不確実性から完成車の店頭販売は弱含みも、市場在庫は適正水準を維持 |
| 中国 | スポーツサイクリングへの関心自体は底堅かったが、ロードバイクの需要が落ち着き、店頭販売に力強さを欠き、市場在庫は高い水準で推移 |
| 日本 | 完成車価格の高騰で店頭販売は引き続き低調だったものの、市場在庫は適正水準で推移 |
基本的にはコロナ禍後の後遺症ともいえる相当な余剰在庫という課題はほぼ解消されつつあると思われる。しかし一方でユーザーの需要に特筆できる力強さがないことと買い替えサイクルの長期化(この点はiPhoneをはじめスマホと同じか?)していることで店頭在庫を完全に解消するのが難しい状況という感じだろうか。