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スペインはバスク地方が誇るヨーロッパのビッグブランドの1つOrbea。が誇るそれが誇る最上級モデルのOrcaシリーズ(2003年にデビュー)が、2021年モデルとなりアップデートされて登場した。
目次
OrcaシリーズにはOMXとOMRという2種類のフレームが存在する。OMXは最上級モデル(トッププロ用)、そしてOMRがその下位モデル用という位置づけである。
そして今回の新型Orcaでは、それら2つのフレームの性能向上が図られた。
まず新型OMXフレームについては、エアロ性能の向上を実現。これまでのOMXと比べて、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステーという3つのパートでの無駄な乱気流を合計10%削減している。
一方新しいOMRフレームは、新OMXフレームよりもカーボンの層の切断面がやや丸く形成されている。その結果エアロ性能は新OMXよりも若干劣るが、旧OMRよりも振動の減衰力が5%アップ。旧OMXと比べれば10%の向上となっている。
トップモデル用のOMXがガチレーサー用で速さ重視、OMRは快適さ重視となっているわけである。
フレーム重量はサイズ53の場合、新OMXは833g、新OMRは1030g。このへんでも差別化が図られている。
上の動画や画像などを見てもらうとわかるように、ハンドル周辺(コクピット)のケーブルは完全に内装されている。
そしてそれを実現するのが、Internal Cable Routing(ICR PLUS)という新Orca独自のステム・ヘッドセットである。
今回Orbeaは新Orcaに新しいハンドルを用意した。それがOC Rise handlebar(OCライズハンドルバー)
エアロポジションは速いが、その姿勢維持がつらい。一方でエンデュランス志向のややアップライトな感じのポジションはエアロ性能という点では弱いが、長時間のスタミナという点では有利である。
Orbeaは今回、そのエアロ性能とポジションの快適さという2つの矛盾するとも思われるものを両立させるべく、人間工学に基づいた独自設計のハンドルを投入した。それがOC Rise handlebarである。
上の動画などでシートクランプをよく見てほしい。フレームに埋め込まれているのがわかると思う。いうまでもなくエアロ性能がこれで向上するし、見た目もすっきり。
新Orcaシリーズは次のように分類される。
モデル名 | フレーム | ケーブル内装システム | クイックリリース | エルゴノミクス | MYO |
---|---|---|---|---|---|
M-LTD | OMX | OC2 ステム&ヘッドセット | Speed release とOrbea Thru axle lite | Drop Bar | 完全なMYOが可能 |
M-TEAM | OMR | OC2 ステム&ヘッドセット | Speed release 互換 | MYOによりOC Rise handlebarが選択可能 | 色とコンポが選択可能 |
M20 M30 M40 | OMR | OC1ステム&ヘッドセット | Speed release 互換 | OC Rise Barが標準で附属 | 色だけ3種類から選択可能 |
海外では、$2,199(約23万円)から$9,399(99万円)の間での展開となる。
日本ではどのような価格設定となるかは、日本の大手メディアによる報道を待つべし。
以上、簡単に2021年モデルの新Orbea Orcaについて書いた。この記事で書かなかった特徴がまだいくつかある。値段も含めてそれらの詳細は大手メディアの記事でチェックしてほしい。