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Eスポーツ

Eスポーツ世界王者がDeceuninck-QuickStepと契約

Zwift上のUCI Eスポーツ世界王者がDeceuninck-QuickStepと契約

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昨年行われたUCI主催のZwift上での世界選手権「UCI Esports World Championships」で優勝してEスポーツ世界チャンピオンになったドイツ人のジェイソン・オズボーン(Jason Osborne)。

そんな彼が、Deceuninck-QuickStepとの契約を締結。まずは研修生としてチームに参加することが決まった。チームツイッターを見て欲しい。

このジェイソン・オズボーンだが、もともとはロードバイク畑ではない。本業はボート(ヨット)界の選手。なんと今年の東京五輪では軽量級のダブルスカルという種目で銀メダルを獲得している。

ダブルスカルというのは2人でボートを漕ぐ種目。次の動画をみてほしい

ヨット界・ボート界とロードレースには以前から深いつながりがある。ヨットやボート界出身の選手がロードレースのプロになったり、逆に自転車選手がヨット界に行くのも以前からある。

自転車選手がヨットに挑戦という例でいうと一番有名で一番最近な事例は、ツール・ド・フランスの元王者ブラッドリー・ウィギンスだろうか。すでに諦めて撤退はしているが。

詳しい理屈は知らないが、ボートを漕ぐときの肉体の使い方と自転車を漕ぐときの使い方が似ているのだろう。また心肺能力の高さが両方とも必要という点でも同じなのだろうか。

Eスポーツからの契約といえば、今年のブエルタで大活躍を見せたジャイ・ヴァイン(Jay Vines:Alpecin-Fenix)を思い出す。彼はZwiftアカデミー出身だ。

ブエルタの第14ステージではとんでもなくヤバイ落車をしたにもかかわらず、最後の最後まで優勝争いに絡む力走を見せたのが記憶に新しいところ。その落車シーンがこちら。

関連記事:ヤバイ落車が2度・・・2021ブエルタ第14ステージの結果と感想

Eスポーツ出身の人間は、脚質とすればタイムトライアルスペシャリストに近いのかもしれない。高い出力を長時間キープし続けることが得意な選手が生まれやすいのかも。

もちろん実際のレースではそれだけでは勝てないし、毎日Zwiftだけでトレーニングしていればいいというものでもないだろうが、今後もEスポーツ界からの転身・出世は増えることは十分予想されるのではないか。

ITなどの新技術によるトレーニング機材の進化・革新が、プロ選手へになるための新しい道筋をも創出するという流れができつつあるか。いいんじゃないでしょうか。

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piginwired
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2 Comments

  1. いつも楽しく見ています。ZWIFTのチャンピオン、東京オリンピックでメダル獲ってたんですね。

    ボート競技と自転車競技の親和性は、ボート競技の滑席という装備が大きく関係しています。記事内の動画でも分かりますが、選手の身体が前後にスライドしています。
    ローイングは膝を伸展させる脚力が主体なので、自転車と非常に相性が良いのだそうです。
    参考動画
    https://www.youtube.com/watch?v=Dgz1otxR_o8

    • なるほど、たしかに脚でボートを押す(蹴る)ようなイメージブヒね。
      それに加えて上半身もパワーが必要そう。

      重いギアでガンガン加速または巡航するときにかなり力を発揮しそうブヒね。
      激坂をシッティング登るときも強そう。

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