ガチのガチメンバー！イネオスがブエルタ・ア・エスパーニャの出場選手を発表

イネオスが8月26日（土）から始まる年間最後のグランツールである2023ブエルタ・ア・エスパーニャの出場選手を発表した。まるでツール・ド・フランスを狙うようなガチのガチメンバーだ。

1. テイメン・アレンスマン（Thymen Arensman）
2. エガン・ベルナル（Egan Bernal）
3. ジョナタン・カストロビエホ（Jonathan Castroviejo）
4. ローレンス・デ・プルス（Laurens De Plus）
5. オマール・フライレ（Omar Fraile）
6. フィリッポ・ガンナ（Filippo Ganna）
7. キム・ハイドゥク（Kim Heiduk）
8. ゲラント・トーマス（Geraint Thomas）

エースは今年のジロ・デ・イタリアでログリッチに大逆転されて総合優勝を逃したゲラント・トーマス、37歳（）。彼は次のように意欲を語る。

“I’m going there to try and get the best result possible for the team. It will be nice to go for some stages and the GC as well, and just see how I’m doing after the first half of the race. 

訳「自分のブエルタの目標は、チームにとってできるだけ最高の結果をもたらすこと。ステージ優勝を狙えたらいいし、もちろん総合成績もね。まず大事なのは大会の前半が終わってからの自分の調子やね」

そんな彼を山岳で支えるのはテイメン・アレンスマン、ジョナタン・カストロビエホ、そしてオマール・フライレ。

エガン・ベルナルはまだあの大事故からの復帰途上であり、総合優勝を狙えるかどうかは不明だが意欲は高いもよう。

このように普通に考えればツール・ド・フランス総合優勝を狙うかのようなガチメンバーだが、それでも最強チームのユンボ・ヴィズマとやりあうのは厳しい戦いとなるだろう。なにせログリッチとヴィンゲゴーの二人が出場、さらに、あのスーパークライマーのセップ・クス（Sepp Kuss）の出場も決定している。

少し前にユンボ・ヴィズマのGMが、スーダル・クイックステップのパトリック・ルフェーブルに対してブエルタ出場選手を明かしたとき、ルフェーブルは絶句したような表情になった。そのときのルフェーブルの表情を見られてユンボのGMは満足したらしい。

ユンボ・ヴィズマGM「うちはログリッチとヴィンゲゴーを送り込むわ」

ルフェーブル「！？（絶句）」

ユンボ・ヴィズマGM「(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ」

という感じだろうか。ルフェーブルからすれば連覇を狙うレムコ・エヴェネプールを本気で潰しにきたと慄然としただろう。