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残念、あるいは当然。人によってそのどちらを使って表現するかは異なるだろうが、おそらく世界中の人間が、ポガチャルの2024ジロ・デ・イタリア制覇の確率はすでに95%以上と思っているのではないか。
しかしそんなポガチャルの優勝を妨害しようとする最大の敵が存在している。
その敵とは病気だ。
先日の記事でポガチャルは第1週目はずっと鼻詰まりに悩まされていたというのを紹介した。次の記事がそれだ。
だがこの風邪のような症状に悩まされているのはポガチャルだけではない。昨日の第12ステージ前の段階でもすでに21人がジロをリタイアしているが、その中にポガチャルと同じような症状を訴えたり、熱が出たりなどでリタイアしている選手が多くいる。
第12ステージのスタート前にはDSMのスプリンターのファビオ・ヤコブセンがDNSしているので、それも含まれば22人がすでにジロを去っている。ちなみに昨年のジロは完走者が124人。実に52人がリタイアしていた。
そしてポガチャルもインタビューで、今のプロトンには風邪ような症状が蔓延していて鼻で呼吸をしにくそうにしている選手や、咳をしている選手が多いと話す。
幸いポガチャル自身は第1週目からの鼻詰まりも改善に向かっているようで体調そのものに問題はないとのこと。
しかしプロトン内部での感染だけは防ぎようがないためずっとリスクを抱えながら走らなければならない。チームUAEとしても最大の警戒はしているだろうが、いざレースとなれば回避策が全く存在しないため運任せとしかいいようがないだろう。
果たして幸運の女神(防疫の女神?)はポガチャルに最後まで微笑み続けるのだろうか?