横風分断作戦か?今夜の2024ツール第10ステージのコースとプレビュー
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昨日の休息日を経て本日の第10ステージから2024ツール・ド・フランスは第2週目に突入する。その初日は平坦スプリントステージで、次のようなコースとなっている。
第10ステージのコース
⚠️7月9日(火)午後9:00〜
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) July 7, 2024
Cycle*2024 ツール・ド・フランス 第10ステージ
【オルレアン〜 サン=タマン=モンロン】187.3km(平坦)
解説:浅田顕さん、小林海さん
実況:長澤洋明さん#TDF2024 #jspocycle
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信〜https://t.co/rnpyjAtpxS pic.twitter.com/p9YS5csa4b
このようにコースプロフィール的にはおそらく今大会最もイージーなコースと言えるだろう。ただし注意すべき点が2つある。
強風エリア
その1つ目のポイントは強風だ。どうやら今日プロトンが走るコースはそれなりの強風が吹きやすい地帯のもよう。そしてコースマップを見ても、山や森などの風をさえぎるものがないところを走る部分が多い。そこではいくつかのチームが横風分断作戦を狙って動く可能性が高い。クラシックが得意なアルペシンやスーダルはもちろんだが、チャンスとなればすぐに動くタデイ・ポガチャルを擁するUAEも積極的に狙ってくるいかもしれない。
そしてそんな区間ではみんなが前へ前へ行こうとするため、集団の速度は必然的にアップし、さらに集団内のカオス度もあがり今度は落車の危険性も高まる。強風の中で落車に巻き込まれれば走り去っていくプロトンには戻れないかもしれない。
コース的にはイージーでもみんな神経質にならざるを得ない心理的にタフなコースとも言える。
ゴール前の小さな登り
2つ目のポイントは最後に40mほど駆け上がる小さな登りがあること。ゴールまで7kmぐらいのところに突如ぽつんと登場するこの登りだが、もちろんプロトンは高速でいっきに登り切るはず。プロトンはそのちょっとした下りの勢いをも利用して最高速でゴールになだれ込むはず。よってここで遅れたり、ポジションを下げてしまったりすると集団先頭に戻ってくるのは困難となるだろう。
この登りに向けてもスプリンターチームのポジション争いが苛烈なものとなるかも。
優勝予想
横風区間があるということで逃げ切りの可能性はほぼゼロと考えて、最後は大集団スプリントだろう。ツール前までなら「ヤスペル・フィリプセンが勝つには決まってるわ」と言えたのだが、今年はまだツールで1勝もあげられていない。アルペシンにはそういう悪い流れを感じてしまっているので、今日もフィリプセンとは言いにくい雰囲気。
またゴール手前の直角カーブでわちゃわちゃと各チームのトレインが崩壊し、カオスの状態となるとも思えるので、そんなカオスの状態となった集団からマーク・カヴェンディッシュが2勝目と予想。
今回のアルペシンは上手くかみ合ってないですね・・今日はコカール選手に期待(悲願のツール初勝利を^^)
2016年の際はキッテル選手に紙一重の差で2着でしたので・・・
実はブタもコカールと書こうとしたのは秘密ブヒ。
そしてついにフィリプセン1勝目キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!