レビュー
Rapha






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タデイ・ポガチャルの2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ後のコメント
昨日の2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージは、残り15kmあたりで逃げ切りがほぼ決まった雰囲気が流れていた。
その時点ではプロトンのコントロールはほぼUAEだけが担い、VismaやSoudalーQuickStepはやや消極的にそれに協力するだけみたいな感じで、つまりUAE以外の総合系チームは逃げに乗っていたフロリアン・リポヴィッツやエディ・ダンバーがタイム差を稼ぎ総合順位を上げることにあまり危機感を持っていなかったように見えた。
またそれに加えて、スプリンターチームの筆頭格Lidl-TrekとAlpecin-Deceuninckがともに逃げに選手を送り込んでいたこと、Lidl-Trekのジョナタン・ミランの登りでの遅れでステージ優勝は絶望的だったという事情もあり、プロトンが逃げを本気で追いかけるという態勢になっていなかった。そのハイライト・レビュー記事がこちら。
→21歳イヴァン・ロメオがマチューらを退け2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージで勝利。その結果とハイライト動画
この第3ステージ終了後にポガチャルは、プロトンが決してのんびりしていたわけではなく、かなりハードに走っていたと明かす。
ポガチャルは次のようにこの第3ステージを表現した。
It was a proper Tour de France stage today, hard all day,
訳「今日はガチでツール・ド・フランスの逃げステージみたいだった。ずっとハードに走ってた」
上述のように後半はUAE Team Emirates – XRGが基本的にプロトンを管理していたが、そのUAEは逃げにのっていたJayco-AlUlaのエディ・ダンバーやRed Bullのフロリアン・リポヴィッツをずっと警戒していたらしい。だからあまりタイム差を稼がせたくなかった。
しかしそういう事情は同じはずだったヴィンゲゴーのTeam Visma | Lease a BikeとレムコのSoudalーQuickStepはあまりUAEに協力しようとせず、ちょっとだけ手を貸す感じで、ダンバーやリポヴィッツとのタイム差はあまり気にしていない様子だったようだ。
そのためUAEだけがずっと仕事をすることとなり、誰もがガチで勝利を狙いに行くツール・ド・フランスで逃げとプロトンが本気で追いかけっこをするステージと同じような強度と緊張感だったもよう。それがポガチャルをして上の言葉を言わしめた理由だ。
なおポガチャルとしてはツール・ド・フランスに向けた自身の調子とチーム全体のパフォーマンスには満足しているもよう。